第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 177 乳癌で正しいのはどれか。
  1. 1未婚者より既婚者に多い。不正解
  2. 2腫瘤は無痛性である。正解!
  3. 3皮膚癌の一種である。不正解
  4. 4転移しない。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]乳癌は既婚者より未婚者・未産婦に多く認められる。授乳経験がないことや出産経験がないことがリスク因子とされており、妊娠・授乳によるホルモン環境の変化が乳腺組織に保護的に働くと考えられている。初産年齢が高いこともリスク因子である。
2. [正解]乳癌の腫瘤は一般に無痛性の硬い腫瘤として触知される。痛みを伴わないため、患者自身が発見しても放置してしまうことがあり、早期発見を困難にする一因となっている。硬く境界不明瞭で可動性が制限されることが特徴である。
3. [誤り]乳癌は乳腺の上皮細胞から発生する腺癌であり、皮膚癌(表皮や皮膚付属器から発生する癌)とは異なる組織型である。ただし進行すると皮膚に浸潤し、えくぼ症状やオレンジピール様皮膚変化を呈することがある。
4. [誤り]乳癌はリンパ行性・血行性に転移しやすい悪性腫瘍である。腋窩リンパ節への転移が多く、遠隔転移として肺・骨・肝臓・脳などに転移を起こす。骨転移による疼痛や病的骨折、肺転移による呼吸困難などが問題となる。
Key Points
ポイント
  • 乳癌の腫瘤は無痛性で硬く境界不明瞭であり、早期発見には定期的な自己検診や乳房撮影(マンモグラフィ)が重要
  • リスク因子の理解:未婚・未産婦・授乳経験なし・初産年齢が高い・家族歴・エストロゲン暴露期間が長いことなど
  • 組織学的分類:乳腺上皮から発生する腺癌であり皮膚癌ではない
  • 転移様式:腋窩リンパ節転移、遠隔転移(骨・肺・肝・脳)を起こしやすい
  • 重要用語: 乳癌, 無痛性腫瘤, 未産婦, 遠隔転移, 腺癌 を正確に理解しておくこと。
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