第02章 消化管疾患 / D. 腸疾患
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Question
問題 169 脱水を起こしやすいのはどれか。
  1. 1腸閉塞正解!
  2. 2大腸ポリープ不正解
  3. 3胃下垂不正解
  4. 4食道憩室不正解
Explanation
解説
1. [正解]腸閉塞(イレウス)は脱水を起こしやすい疾患である。教科書にも「絶飲食にしても腸管内に唾液、胃液、十二指腸液、胆汁などの液体成分が貯留するため、血管内は脱水状態となる」と記載されている。嘔吐による体液喪失に加え、腸管内腔(第三間隙)への大量の水分貯留により循環血漿量が減少し、高度の脱水をきたす。治療として十分な輸液が必要である。
2. [誤り]大腸ポリープは大腸粘膜の良性腫瘍であり、通常は無症状か少量の出血がみられる程度で、脱水の原因とはなりにくい。教科書にも「症状はとくになく、検診の便潜血検査で偶然に発見されることが多い」と記載されている。
3. [誤り]胃下垂は胃の位置異常であり、疾患とは必ずしもいえない。教科書にも「消化器症状や予後とは関係がない」と記載されており、脱水の原因とはならない。
4. [誤り]食道憩室は食道壁の一部が袋状に突出したものであり、通常は無症状で脱水の原因とはならない。教科書にも「通常は症状がなく、検診やほかの目的で行われた透視検査、内視鏡検査で偶然に発見されることが多い」と記載されている。
Key Points
ポイント
  • 腸閉塞では嘔吐による体液喪失と腸管内への水分貯留(第三間隙喪失)により高度の脱水をきたす
  • 治療では絶飲食、イレウス管挿入、十分な輸液が基本
  • 脱水を起こしやすい消化管疾患:腸閉塞、急性腸炎(激しい下痢・嘔吐)、潰瘍性大腸炎(重症例)
  • 重要用語: 腸閉塞, 脱水, 第三間隙, 輸液, イレウス管 を正確に理解しておくこと。
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