第02章 消化管疾患 / D. 腸疾患
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Question
問題 168 過敏性腸症候群でよくみられるのはどれか。
  1. 1発熱不正解
  2. 2嘔吐不正解
  3. 3下痢正解!
  4. 4血便不正解
Explanation
解説
1. [誤り]過敏性腸症候群(IBS)は機能性疾患であり、炎症を伴わないため発熱はみられない。発熱を伴う消化器症状がある場合は、感染性腸炎や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)など器質的疾患を考慮すべきである。
2. [誤り]嘔吐はIBSの主症状ではない。IBSの主症状は腹痛・下痢・便秘であり、嘔吐は含まれない。教科書にも「便秘型、下痢型、交代性下痢・便秘型がある」と記載されており、嘔吐は主要症状として挙げられていない。嘔吐は急性胃炎や腸閉塞などでみられる症状である。
3. [正解]下痢はIBSでよくみられる症状である。教科書にも「便秘型、下痢型、交代性下痢・便秘型がある」と記載されており、下痢型IBSでは頻回の水様便がみられる。ストレスや緊張が引き金となって腸管蠕動が亢進し、下痢が出現する。腹痛を伴い、排便後に軽快するのが特徴的である。
4. [誤り]血便はIBSではみられない。教科書にも「固い便のために肛門部から出血し、便に血液が付着することはあるが、血便が出ることはない」と明記されている。IBSは器質的病変を伴わない機能性疾患であるため、粘膜の破壊による出血は生じない。
Key Points
ポイント
  • IBSの主症状は下痢・便秘・腹痛であり、発熱・血便・嘔吐はみられない
  • 発熱・血便がある場合は器質的疾患を疑い精査が必要
  • IBSは心理社会的要因(ストレス)が重要な増悪因子
  • 重要用語: 過敏性腸症候群, 下痢, 便秘, 腹痛, 機能性疾患 を正確に理解しておくこと。
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