1. [誤り]子宮頚癌の好発年齢は30〜50歳代であり、閉経後に多いわけではない。閉経後に増加する婦人科癌は子宮体癌(子宮内膜癌)であり、子宮頚癌とは好発年齢が異なる。近年は若年化の傾向がみられる。
2. [正解]子宮頚癌はヒト乳頭腫ウイルス(HPV: Human Papillomavirus)の持続感染と密接に関連している。特にHPV16型・18型が高リスク型として知られており、子宮頚部扁平上皮に感染して異形成から上皮内癌、浸潤癌へと進展する。HPVワクチンの接種により子宮頚癌の予防が期待されている。
3. [誤り]子宮頚癌は扁平上皮癌が約70〜80%と大部分を占めており、腺癌が多いわけではない。子宮頚部は扁平上皮と円柱上皮の移行部(SCJ: squamocolumnar junction)に位置しており、この部位から扁平上皮癌が発生しやすい。
4. [誤り]子宮頚癌の腫瘍マーカーとしてはSCC(扁平上皮癌関連抗原)が適しており、CEAは適さない。CEAは大腸癌・胃癌など消化器癌の腫瘍マーカーである。子宮頚癌の多くが扁平上皮癌であるため、SCCが腫瘍マーカーとして有用である。