第02章 消化管疾患 / D. 腸疾患
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Question
問題 167 子宮頚癌について正しいのはどれか。
  1. 1閉経後に多い。不正解
  2. 2ヒト乳頭腫ウイルスとの関連がある。正解!
  3. 3腺癌が多い。不正解
  4. 4CEAが腫瘍マーカーとして適している。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]子宮頚癌の好発年齢は30〜50歳代であり、閉経後に多いわけではない。閉経後に増加する婦人科癌は子宮体癌(子宮内膜癌)であり、子宮頚癌とは好発年齢が異なる。近年は若年化の傾向がみられる。
2. [正解]子宮頚癌はヒト乳頭腫ウイルス(HPV: Human Papillomavirus)の持続感染と密接に関連している。特にHPV16型・18型が高リスク型として知られており、子宮頚部扁平上皮に感染して異形成から上皮内癌、浸潤癌へと進展する。HPVワクチンの接種により子宮頚癌の予防が期待されている。
3. [誤り]子宮頚癌は扁平上皮癌が約70〜80%と大部分を占めており、腺癌が多いわけではない。子宮頚部は扁平上皮と円柱上皮の移行部(SCJ: squamocolumnar junction)に位置しており、この部位から扁平上皮癌が発生しやすい。
4. [誤り]子宮頚癌の腫瘍マーカーとしてはSCC(扁平上皮癌関連抗原)が適しており、CEAは適さない。CEAは大腸癌・胃癌など消化器癌の腫瘍マーカーである。子宮頚癌の多くが扁平上皮癌であるため、SCCが腫瘍マーカーとして有用である。
Key Points
ポイント
  • HPV感染 → 子宮頚癌、アルコール → 食道癌、ピロリ菌 → 胃癌と関連病原体を混同しないこと
  • 重要用語: 子宮頚癌, HPV, 扁平上皮癌, SCC, 好発年齢30-50代 を正確に理解しておくこと。
組織型腫瘍マーカー関連因子
子宮頚癌扁平上皮癌SCCHPV感染
子宮体癌腺癌CA125エストロゲン過剰
食道癌扁平上皮癌SCC飲酒、喫煙
大腸癌腺癌CEA高脂肪食、低繊維食
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