第02章 消化管疾患 / D. 腸疾患
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Question
問題 165 イレウスで腸管壊死をきたしやすいのはどれか。
  1. 1閉塞性イレウス不正解
  2. 2絞扼性イレウス正解!
  3. 3麻痺性イレウス不正解
  4. 4単純性イレウス不正解
Explanation
解説
1. [誤り]閉塞性イレウスは腸管の内腔が閉塞するタイプのイレウスであり、血行障害を伴わない単純性イレウスに分類される。大腸癌や癒着による閉塞が原因となる。腸管の血流は保たれているため、壊死はきたしにくい。ただし、長時間放置すると二次的に血行障害が生じることはある。
2. [正解]絞扼性イレウスは腸間膜が絞扼され、腸管の血行が遮断されるタイプの腸閉塞で、腸管壊死を起こしやすく最も緊急性が高い。腸管が捻転したり、ヘルニア嵌頓により腸間膜の動静脈血流が途絶えると、急速に腸管が壊死・穿孔に至る危険がある。突然の激しい腹痛で発症し、ショック症状を呈することが多い。緊急手術が必要である。
3. [誤り]麻痺性イレウス(機能的イレウス)は腸管の蠕動運動が低下・消失するタイプのイレウスであり、機械的な閉塞や血行障害は通常伴わない。重症感染症(敗血症)、腹膜炎、薬剤(抗コリン薬)、低カリウム血症などが原因となる。腸雑音は減弱・消失する。
4. [誤り]単純性イレウスは閉塞性イレウスと同義であり、腸管の血行障害を伴わないタイプのイレウスを指す。癒着や大腸癌による機械的閉塞が原因となるが、腸管の血流は保たれているため壊死はきたしにくい。腸雑音は亢進する。
Key Points
ポイント
  • イレウスの分類:機械的イレウス(単純性・絞扼性)と麻痺性イレウス
  • 絞扼性イレウスの特徴:血行障害、腸管壊死、緊急手術適応
  • 腸雑音:機械的イレウス(亢進)、麻痺性イレウス(減弱・消失)
  • 重要用語: 絞扼性イレウス、腸管壊死、血行障害、緊急手術 を正確に理解しておくこと。
イレウスの種類血行障害腸管壊死腸雑音主な原因治療
単純性イレウスなしきたしにくい亢進癒着、大腸癌イレウス管、輸液
絞扼性イレウスありきたしやすい亢進腸捻転、ヘルニア嵌頓緊急手術
麻痺性イレウスなしきたしにくい減弱・消失敗血症、腹膜炎原因除去、輸液
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