第02章 消化管疾患 / D. 腸疾患
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Question
問題 153 吐血の原因となる疾患はどれか。
  1. 1急性胃炎正解!
  2. 2急性腸炎不正解
  3. 3腸閉塞不正解
  4. 4潰瘍性大腸炎不正解
Explanation
解説
1. [正解]急性胃炎は吐血の原因となる疾患である。急性胃炎では胃粘膜に急性のびらんや潰瘍が形成され、そこからの出血が吐血として現れる。教科書にも「上腹部痛、出血などの症状が急激に出現し、内視鏡検査で出血性びらん、出血性胃炎、急性潰瘍が認められたものを急性胃粘膜病変(AGML)と呼ぶ」と記載されている。胃は上部消化管に位置するため、出血は口から吐出されて吐血として現れる。
2. [誤り]急性腸炎は腸管(小腸・大腸)の炎症であり、出血があった場合は下血(血便)として出現する。腸管は上部消化管ではないため、吐血の原因とはならない。教科書には「下痢、腹痛、悪心・嘔吐」が急性腸炎の症状として記載されている。
3. [誤り]腸閉塞は腸管の通過障害であり、排便・排ガスの停止、腹痛、嘔吐、腹部膨満が主症状である。嘔吐は伴うが、出血による吐血の原因とはならない。腸閉塞による嘔吐の内容物は腸液・胆汁などであり血液ではない。
4. [誤り]潰瘍性大腸炎は大腸のびまん性炎症であり、出血は粘血便として肛門から排出される。大腸は下部消化管であるため、吐血ではなく下血として出現する。教科書にも「粘血便・膿性便をきたす」と記載されている。
Key Points
ポイント
  • 吐血と下血の違い:出血部位が上部消化管(食道〜十二指腸)なら吐血、下部消化管(小腸〜大腸)なら下血
  • 吐血の原因:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性胃炎(AGML)、食道静脈瘤破裂、マロリー・ワイス症候群、食道癌
  • 下血の原因:大腸癌、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸ポリープ、痔疾
  • 重要用語: 吐血, 上部消化管出血, 急性胃炎, 下血, 下部消化管出血 を正確に理解しておくこと。
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