第02章 消化管疾患 / D. 腸疾患
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Question
問題 151 虫垂炎の腹痛発生部位で誤っているのはどれか。
  1. 1右下腹部不正解
  2. 2心窩部不正解
  3. 3左上腹部正解!
  4. 4臍部不正解
Explanation
解説
1. [誤り]右下腹部は虫垂炎の腹痛発生部位として正しい。虫垂は右下腹部の回盲部に位置しており、炎症が進行すると右下腹部に限局性の圧痛が出現する。教科書にも「痛みは次第に右下腹部に限局し」と記載されている。マックバーネー点やランツ点に圧痛が認められる。
2. [誤り]心窩部は虫垂炎の初期に腹痛が出現する部位として正しい。教科書にも「初期は上腹部痛がみられ」と記載されている。虫垂の炎症による内臓痛は、内臓神経の脊髄分節レベル(T10付近)の支配を受けるため、初期には心窩部〜臍周囲に漠然とした痛みとして感じられる。
3. [正解]左上腹部は虫垂炎の腹痛発生部位としては誤りである。虫垂は右下腹部に位置しており、虫垂炎の痛みは初期の心窩部・臍部から始まり、次第に右下腹部に限局するという経過をたどる。左上腹部には脾臓・胃体部・膵体尾部などが位置しており、虫垂炎とは解剖学的に関連がない部位である。
4. [誤り]臍部は虫垂炎初期の内臓痛が出現する部位として正しい。虫垂の支配神経の脊髄分節レベルにより、初期には臍周囲に漠然とした鈍痛が感じられる。その後、炎症が壁側腹膜に及ぶと右下腹部に限局した鋭い痛み(体性痛)に移行する。
Key Points
ポイント
  • 虫垂炎の腹痛の典型的な移動パターン:心窩部・臍部(内臓痛)→ 右下腹部(体性痛)
  • 左上腹部は虫垂炎とは無関係であり、胃・脾臓・膵臓の疾患に関連する部位
  • 虫垂炎の身体所見:マックバーネー点・ランツ点の圧痛、反跳痛(ブルンベルグ徴候)、筋性防御
  • 重要用語: 虫垂炎, 心窩部から右下腹部への移動, 内臓痛, 体性痛, 左上腹部は誤り を正確に理解しておくこと。
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