第02章 消化管疾患 / D. 腸疾患
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Question
問題 144 腸閉塞症について誤っている組合せはどれか。
  1. 1閉塞性腸閉塞 ― 糞塊不正解
  2. 2絞扼性腸閉塞 ― 腸捻転不正解
  3. 3麻痺性腸閉塞 ― 下痢正解!
  4. 4腸重積 ― 血便不正解
Explanation
解説
1. [誤り]閉塞性(単純性)腸閉塞は腸管内腔が物理的に閉塞されて起こるもので、糞塊は閉塞原因の一つとして正しい組合せである。教科書にも単純性イレウスの成因として「腹腔内癒着や大腸癌」などが挙げられており、糞塊・腫瘍・胆石なども含まれる。
2. [誤り]絞扼性腸閉塞は腸管の血行障害を伴う機械的イレウスであり、腸捻転は正しい組合せである。教科書にも絞扼性イレウスの成因として「癒着、ヘルニア嵌頓」が記載されている。腸捻転も腸管の血行障害を伴う絞扼性イレウスの代表的な原因である。
3. [正解]麻痺性腸閉塞と下痢の組合せは誤りである。麻痺性イレウスでは腸管蠕動が低下・停止するため、排便・排ガスの停止がみられる。教科書にも「共通して排便・排ガスの停止」がイレウスの症状として記載されている。下痢は腸管蠕動が亢進した状態でみられるものであり、蠕動が低下する麻痺性イレウスとは正反対の病態である。
4. [誤り]腸重積は腸管が腸管内に嵌入する病態であり、腸管壁の圧迫による血行障害で粘血便(いちごゼリー状の血便)が特徴的にみられるため、正しい組合せである。乳幼児に好発する。
Key Points
ポイント
  • 麻痺性イレウスでは蠕動低下により排便・排ガスが停止する(下痢ではない)
  • イレウスの分類と特徴を正確に区別する
  • 重要用語: 麻痺性イレウス, 排便排ガス停止, 絞扼性イレウス, 腸捻転, 腸重積 を正確に理解しておくこと。
分類成因腸雑音特徴
単純性(閉塞性)癒着、大腸癌、糞塊、胆石亢進保存的治療が多い
絞扼性腸捻転、ヘルニア嵌頓亢進緊急手術が必要
麻痺性腹膜炎、重症感染症、薬剤減弱・消失原因除去が治療
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