第02章 消化管疾患 / C. 胃・十二指腸疾患
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Question
問題 142 大腸癌について正しいのはどれか。
  1. 1大部分は扁平上皮癌である。不正解
  2. 2我が国では近年増加傾向にある。正解!
  3. 3腫瘍マーカーとして血清AFPを用いる。不正解
  4. 4ヘリコバクター・ピロリが関与している。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]大腸癌の大部分は腺癌であり、扁平上皮癌ではない。教科書にも「大腸粘膜より発生した悪性腫瘍で、大部分は腺癌である」と明記されている。大腸粘膜は腺上皮(円柱上皮)で構成されているため腺癌が発生する。扁平上皮癌は食道癌や子宮頸癌で多い組織型である。
2. [正解]大腸癌はわが国において近年増加傾向にある。教科書にも「わが国では食生活の欧米化に伴って、近年増加傾向にある」と記載されている。高脂肪食・低繊維食の食習慣が危険因子とされ、女性では悪性腫瘍の死因第1位、男性では第4位を占めている。食生活の欧米化が大きく関与している。
3. [誤り]大腸癌の腫瘍マーカーは血清CEAであり、AFPではない。教科書にも「腫瘍マーカーとして血清CEAがある」と記載されている。AFP(アルファフェトプロテイン)は肝細胞癌の腫瘍マーカーであり、大腸癌には用いない。ただしCEAも早期診断には役立たず、進行度の評価や術後フォローに用いられる。
4. [誤り]ヘリコバクター・ピロリ感染が関与するのは胃癌・胃潰瘍であり、大腸癌とは関連がない。教科書で大腸癌の成因として挙げられているのは「癌遺伝子の関与」「高脂肪食、低繊維食」「胆嚢切除後」「炎症性腸疾患」「腺腫性ポリープの癌化」などである。
Key Points
ポイント
  • 大腸癌の危険因子:高脂肪食、低繊維食、胆嚢切除後、炎症性腸疾患の長期罹患、腺腫性ポリープ
  • 重要用語: 大腸癌, 腺癌, CEA, 増加傾向, 食生活の欧米化 を正確に理解しておくこと。
癌の種類組織型腫瘍マーカー関連病原体
大腸癌腺癌CEAなし
胃癌腺癌CEA, CA19-9ピロリ菌
食道癌扁平上皮癌SCCなし
肝細胞癌肝細胞癌AFPHBV, HCV
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