第02章 消化管疾患 / C. 胃・十二指腸疾患
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Question
問題 136 肺癌について誤っている記述はどれか。
  1. 1我が国の悪性腫瘍による死亡者数の第1 位を占める。不正解
  2. 2喫煙による発癌リスクが高い。不正解
  3. 3ダンピング症候群を併発する。正解!
  4. 4上大静脈症候群を併発する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]肺癌は日本における悪性腫瘍による死亡数の第1位を占めており、この記述は正しい。男女ともに癌死亡の上位を占め、特に男性では癌死亡原因の第1位である。近年も増加傾向にある。
2. [誤り]喫煙は肺癌の最大の危険因子であり、この記述は正しい。喫煙者の肺癌リスクは非喫煙者の約10〜20倍とされる。教科書でも食道癌について「アルコール、喫煙と熱い食物は危険因子」と記載されており、喫煙は複数の癌の危険因子である。
3. [正解]ダンピング症候群は胃切除術後に起こる合併症であり、肺癌とは関連がない。教科書にも「胃切除後の合併症としてダンピング症候群がみられる」と明記されている。ダンピング症候群は胃の貯留機能喪失により食物が急速に小腸に流入することで生じる病態であり、肺癌の手術や経過において併発することはない。
4. [誤り]上大静脈症候群は肺癌で併発しうる所見であり、この記述は正しい。肺癌(特に右上葉の腫瘍や縦隔リンパ節転移)が上大静脈を圧迫・浸潤すると、上半身からの静脈還流が障害され、顔面・上肢の浮腫、頸静脈怒張がみられる。教科書でも食道癌の記載として「上大静脈を圧迫した場合は顔面に著明な浮腫をきたす(上大静脈症候群)」と記載されている。
Key Points
ポイント
  • ダンピング症候群は胃切除後の合併症であり、肺癌の合併症ではない
  • 上大静脈症候群は肺癌や食道癌など縦隔腫瘍で起こる
  • 各疾患に特有の合併症と混同しやすい合併症を区別する
  • 重要用語: ダンピング症候群, 胃切除後, 上大静脈症候群, 肺癌, 喫煙 を正確に理解しておくこと。
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