第02章 消化管疾患 / C. 胃・十二指腸疾患
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Question
問題 134 疾患と症状との組合せで適切でないのはどれか。
  1. 1十二指腸潰瘍 ― 心窩部痛不正解
  2. 2急性虫垂炎 ― 右下腹部痛不正解
  3. 3胆石症 ― 左肩放散痛正解!
  4. 4汎発性腹膜炎 ― 反跳痛不正解
Explanation
解説
1. [誤り]十二指腸潰瘍と心窩部痛の組合せは適切である。教科書にも「十二指腸潰瘍では空腹時の、心窩部痛が特徴」と記載されている。食事摂取により一時的に軽減し、空腹時に増悪するのが特徴的なパターンである。背部痛を伴うこともある。
2. [誤り]急性虫垂炎と右下腹部痛の組合せは適切である。教科書にも「痛みは次第に右下腹部に限局し」と記載されている。初期は心窩部・臍周囲の痛みで始まり、次第にマックバーネー点(右下腹部)に限局するのが典型的な経過である。
3. [正解]胆石症の放散痛は左肩ではなく右肩に生じる。胆嚢は右季肋部に位置しており、胆嚢の疼痛は横隔神経(C3〜C5)を介して右肩に関連痛として放散する。左肩への放散痛は心筋梗塞や狭心症でみられる所見であり、胆石症では右季肋部痛と右肩放散痛が特徴的である。
4. [誤り]汎発性腹膜炎と反跳痛の組合せは適切である。教科書にも「触診で腹膜刺激症状(反跳痛、筋性防御)」がみられると記載されている。反跳痛(ブルンベルグ徴候)は腹膜炎の重要な身体所見である。
Key Points
ポイント
  • 疾患と放散痛の部位を混同しないこと
  • 右肩放散痛 → 胆石症・胆嚢炎(横隔神経を介した関連痛)
  • 左肩放散痛 → 心筋梗塞・狭心症
  • 重要用語: 胆石症, 右肩放散痛, 横隔神経, 関連痛, 反跳痛 を正確に理解しておくこと。
疾患主な疼痛部位放散痛
胆石症右季肋部右肩
心筋梗塞前胸部左肩・左上肢
十二指腸潰瘍心窩部背部
急性虫垂炎右下腹部---
急性膵炎上腹部背部(左側)
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