第02章 消化管疾患 / C. 胃・十二指腸疾患
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Question
問題 133 胃切除後症候群の症状でないのはどれか。
  1. 1冷や汗不正解
  2. 2腹 痛不正解
  3. 3下 痢不正解
  4. 4嚥下障害正解!
Explanation
解説
1. [誤り]冷汗は早期ダンピング症候群の代表的な自律神経症状である。食物が急速に小腸へ流入すると浸透圧の急激な変化が起こり、循環血漿量が減少して自律神経反射が生じる。その結果、冷汗・動悸・脱力感・めまいなどが出現する。
2. [誤り]腹痛は胃切除後症候群の消化器症状として出現する。胃の貯留機能が喪失したために食物が一気に小腸に流入し、腸管の急激な伸展と蠕動亢進によって腹痛が生じる。教科書にも「悪心、冷汗、動悸、脱力感、腹痛、下痢」が早期ダンピング症候群の症状として記載されている。
3. [誤り]下痢は胃切除後症候群でみられる症状である。浸透圧の高い食物が急速に小腸に流入すると、浸透圧差により水分が腸管内に引き寄せられ、腸管蠕動が亢進して下痢が出現する。
4. [正解]嚥下障害は胃切除後症候群の症状ではない。嚥下障害は食道の器質的・機能的障害によって食物を飲み込めない状態であり、食道癌による狭窄や食道アカラシアなどでみられる。胃切除術は胃を対象とした手術であり、食道の嚥下機能には影響しないため、嚥下障害は生じない。
Key Points
ポイント
  • ダンピング症候群は早期型と後期型に分けられる
  • 早期型:食後30分以内に出現、冷汗・動悸・腹痛・下痢・脱力感
  • 後期型:食後2〜3時間に出現、反応性低血糖症状(冷汗・脱力感・手指振戦)
  • 重要用語: ダンピング症候群, 早期型, 後期型, 反応性低血糖, 嚥下障害 を正確に理解しておくこと。
項目早期ダンピング後期ダンピング
発症時期食後30分以内食後2〜3時間
機序食物急速流入 → 浸透圧変化急速糖吸収 → インスリン過分泌 → 反応性低血糖
主症状冷汗、動悸、腹痛、下痢低血糖症状(冷汗、脱力感)
対策少量頻回食、低脂肪食少量頻回食、糖分補給
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