第02章 消化管疾患 / B. 食道疾患
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Question
問題 121 中皮腫と関連するのはどれか。
  1. 1塩蔵食品不正解
  2. 2アルコール不正解
  3. 3アスベスト正解!
  4. 4アセトアルデヒド不正解
Explanation
解説
1. [誤り]塩蔵食品(塩漬け魚、漬物など)は胃癌のリスク因子として知られており、高塩分食が胃粘膜を障害しピロリ菌感染と相まって胃癌発生を促進する。中皮腫との関連はない。
2. [誤り]アルコール(特に多飲)は肝癌・食道癌・口腔癌・咽頭癌・喉頭癌のリスク因子であり、中皮腫とは関連しない。アルコールは発癌物質を溶解して粘膜透過性を高める作用がある。
3. [正解]中皮腫はアスベスト(石綿)への曝露と強い関連がある職業性腫瘍である。アスベストを吸入すると、その微細な繊維が胸膜に到達して慢性炎症を引き起こし、アスベスト曝露から20〜40年の長い潜伏期間を経て胸膜中皮腫が発生する。建築業・造船業などで曝露リスクが高い。
4. [誤り]アセトアルデヒドはアルコールの代謝産物であり、食道癌のリスク因子である。特にアルコール脱水素酵素(ADH)活性が高く、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)活性が低い人(フラッシャー:飲酒で顔が赤くなる人)では食道癌リスクが高まるが、中皮腫とは関連しない。
Key Points
ポイント
  • 中皮腫の最大のリスク因子:アスベスト曝露(職業性曝露が多い)
  • 潜伏期間:20〜40年と非常に長い
  • 他の発癌物質との鑑別:塩蔵食品(胃癌)、アルコール(肝癌・食道癌)、アセトアルデヒド(食道癌)
  • 重要用語: 中皮腫、アスベスト、石綿、職業性腫瘍、長い潜伏期間 を正確に理解しておくこと。
物質関連する癌特徴
アスベスト中皮腫、肺癌職業性曝露、潜伏期20〜40年
塩蔵食品胃癌高塩分食
アルコール肝癌、食道癌、口腔癌粘膜透過性亢進
アセトアルデヒド食道癌アルコール代謝産物
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