1. [誤り]塩蔵食品(塩漬け魚、漬物など)は胃癌のリスク因子として知られており、高塩分食が胃粘膜を障害しピロリ菌感染と相まって胃癌発生を促進する。中皮腫との関連はない。
2. [誤り]アルコール(特に多飲)は肝癌・食道癌・口腔癌・咽頭癌・喉頭癌のリスク因子であり、中皮腫とは関連しない。アルコールは発癌物質を溶解して粘膜透過性を高める作用がある。
3. [正解]中皮腫はアスベスト(石綿)への曝露と強い関連がある職業性腫瘍である。アスベストを吸入すると、その微細な繊維が胸膜に到達して慢性炎症を引き起こし、アスベスト曝露から20〜40年の長い潜伏期間を経て胸膜中皮腫が発生する。建築業・造船業などで曝露リスクが高い。
4. [誤り]アセトアルデヒドはアルコールの代謝産物であり、食道癌のリスク因子である。特にアルコール脱水素酵素(ADH)活性が高く、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)活性が低い人(フラッシャー:飲酒で顔が赤くなる人)では食道癌リスクが高まるが、中皮腫とは関連しない。