第02章 消化管疾患 / A. 口腔疾患
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Question
問題 108 歯周病の増悪因子でないのはどれか。
  1. 1喫煙不正解
  2. 2舌炎正解!
  3. 3妊娠不正解
  4. 4糖尿病不正解
Explanation
解説
1. [誤り]喫煙は歯周病の最大の環境リスク因子である。ニコチンによる末梢血管収縮が歯肉の血流障害を引き起こし、免疫機能低下や組織修復能の低下を通じて歯周病を増悪させる。喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病の発症率・重症度が高く、治療効果も低下する。
2. [正解]舌炎は歯周病の増悪因子ではない。舌炎はビタミンB2・ナイアシン欠乏症や悪性貧血などで生じる舌の炎症であり、舌の疼痛・腫脹・乳頭萎縮がみられる。舌炎と歯周組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨)の病態は直接関連しない。
3. [誤り]妊娠は歯周病の増悪因子である。妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンなどの女性ホルモンの増加により、歯肉の炎症反応が亢進しやすく、妊娠性歯肉炎が生じやすい。ホルモン変動が歯周病原菌の増殖を促進し、歯肉の血管透過性を亢進させる。
4. [誤り]糖尿病は歯周病の重要な全身性増悪因子である。高血糖による免疫機能低下(好中球機能障害)や微小血管障害により、感染抵抗性が低下し歯周病が増悪する。逆に歯周病も糖尿病のコントロールを悪化させるため、両者は相互に影響し合う関係にある。
Key Points
ポイント
  • 歯周病の増悪因子:局所因子(デンタルプラーク、歯石)と全身因子(糖尿病、喫煙、妊娠、ストレス、免疫不全など)
  • 糖尿病と歯周病は相互に悪影響を及ぼす「双方向の関係」がある
  • 喫煙は歯周病の最大のリスク因子であり、禁煙が治療・予防に重要
  • 重要用語: 歯周病、増悪因子、喫煙、糖尿病、妊娠 を正確に理解しておくこと。
増悪因子機序対策
喫煙血流障害、免疫機能低下禁煙
糖尿病免疫機能低下、微小血管障害血糖コントロール
妊娠ホルモン変動、炎症反応亢進口腔衛生管理
ストレス免疫機能低下ストレス管理
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