第02章 消化管疾患 / A. 口腔疾患
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Question
問題 107 う歯の要因でないのはどれか。
  1. 1口腔内細菌不正解
  2. 2食物不正解
  3. 3歯の質不正解
  4. 4年齢正解!
Explanation
解説
1. [誤り]口腔内細菌、特にミュータンス連鎖球菌などのう蝕原性菌はう歯の三大要因の一つである。これらの細菌が糖を分解して酸を産生し、歯牙を脱灰する。デンタルプラーク(歯垢)はこれらの細菌の集合体であり、温床となっている。
2. [誤り]食物中の糖質(特にスクロース)はう歯の三大要因の一つである。細菌が糖質を代謝して酸を産生するため、糖質摂取量が多いほどう歯のリスクが高まる。間食を避けることが予防対策として重要である。
3. [誤り]歯の質(エナメル質の耐酸性や歯質の強度など)はう歯の三大要因の一つである。個人差があり、遺伝的要因や栄養状態、フッ素摂取などによって歯質の強度が変わる。フッ素は酸に溶けにくい歯をつくる効果がある。
4. [正解]年齢自体はう歯の直接的要因には含まれない。う歯の発生にはKeyes(カイス)の三つの輪として、口腔内細菌・食物(糖質)・歯の質(宿主の感受性)の3要因が挙げられる。これに時間の要因を加えた4因子説もあるが、年齢は直接的な要因ではない。ただし、年齢によって口腔衛生習慣や唾液分泌量が変化するため、間接的な影響はある。
Key Points
ポイント
  • Keyesの三つの輪:う歯の3大要因は細菌・食物(糖質)・歯の質であり、3つが重なる部分でう歯が発生する
  • 4因子説:上記3要因に「時間」を加えたもので、酸による脱灰が持続する時間が長いほどう歯リスクが高まる
  • 年齢は直接要因ではないが、小児では乳歯の歯質が弱い、高齢者では唾液分泌低下などの間接的影響がある
  • 重要用語: Keyesの三つの輪、ミュータンス連鎖球菌、脱灰、歯質 を正確に理解しておくこと。
要因内容予防対策
口腔内細菌ミュータンス連鎖球菌など歯磨き(歯垢除去)
食物糖質(スクロース)間食を避ける
歯の質エナメル質の耐酸性フッ素塗布・摂取
(時間)酸による脱灰の持続時間だらだら食べをしない
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