1. [正解]ベーチェット病ではアフタ性口内炎(口腔内アフタ性潰瘍)を高率に認める。ベーチェット病の4主症状は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍・皮膚症状(結節性紅斑、毛嚢炎様皮疹)・眼症状(ぶどう膜炎、網膜ぶどう膜炎)・外陰部潰瘍であり、口腔内アフタは必発症状とされる。診断には口腔内アフタの反復が必須要件となる。
2. [誤り]胃食道逆流症(GERD)は噴門部括約筋の弛緩により胃酸が食道に逆流する疾患であり、胸やけ・呑酸・嚥下時痛が主症状である。夜間の胸焼けが特徴的で、アフタ性口内炎を認めることは少ない。高齢者に多く、逆流性食道炎の原因となる。
3. [誤り]急性膵炎は上腹部痛(持続性激痛)・嘔吐・背部痛(背部放散痛)が主症状であり、重症例ではショック・腹膜刺激症状を呈する。アルコール多飲や胆石が原因となるが、アフタ性口内炎とは関連しない。
4. [誤り]機能性ディスペプシア(non-ulcer dyspepsia; NUD)は、上腹部の不定愁訴(不快感・膨満感・早期満腹感)が4週以上持続し、器質的疾患がないものである。胃の機能異常が原因と考えられ、アフタ性口内炎とは関連しない。