1. [誤り]ビタミンA(レチノール)の欠乏は夜盲症(暗順応障害)、角膜乾燥症(ビトー斑)、皮膚の乾燥・角化を起こすが、口角炎の主な原因ではない。ビタミンAは視覚・上皮細胞の分化・免疫機能に重要な役割を果たす脂溶性ビタミンである。
2. [正解]ビタミンB群、特にビタミンB2(リボフラビン)の欠乏は口角炎の原因となる。ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持に重要な補酵素として働き、欠乏すると口角炎・口内炎・舌炎(舌の疼痛・乳頭萎縮)・脂漏性皮膚炎などの粘膜・皮膚症状が出現する。治療として軟膏塗布とビタミンB2補充を行う。
3. [誤り]ビタミンC(アスコルビン酸)の欠乏は壊血病を起こす。症状として歯肉出血・皮下出血・点状出血・創傷治癒遅延がみられるが、口角炎の主な原因ではない。ビタミンCはコラーゲン合成に必須の水溶性ビタミンである。
4. [誤り]ビタミンD(カルシフェロール)の欠乏はくる病(小児)・骨軟化症(成人)を起こすが、口角炎とは関係しない。ビタミンDはカルシウム・リン代謝の調節に関与する脂溶性ビタミンである。