第01章 感染症 / D. 性感染症
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Question
問題 104 尿路感染症について正しいのはどれか。
  1. 1膀胱炎は男性に多い。不正解
  2. 2尿道炎は女性に多い。不正解
  3. 3急性腎盂腎炎では悪寒戦慄を伴う。正解!
  4. 4慢性腎不全の原因として慢性腎盂腎炎が最も多い。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]膀胱炎は男性ではなく女性に圧倒的に多い。女性は尿道が短く(約4cm)、解剖学的に細菌が膀胱に到達しやすいためである。男性は尿道が長い(約20cm)ため膀胱炎になりにくい。排尿痛・頻尿・残尿感が主症状。
2. [誤り]尿道炎は女性ではなく男性に多い。特に性感染症としての尿道炎(淋菌性尿道炎・クラミジア性尿道炎)は男性に多い。教科書にも淋病について「男性では尿道炎」、クラミジア感染症について「頻尿、排尿痛、漿性分泌物が出現する」と記載されている。
3. [正解]急性腎盂腎炎では悪寒戦慄を伴う高熱(38~40℃)が特徴的である。細菌が尿路を上行して腎盂に感染し、悪寒戦慄・高熱・側腹部痛(肋骨脊柱角叩打痛:CVA叩打痛)がみられる。膿尿・細菌尿も認める。原因菌は大腸菌が最も多い。膀胱炎では発熱は通常みられないのに対し、腎盂腎炎では高熱を伴う点が鑑別に重要。
4. [誤り]慢性腎不全の原因として最も多いのは糖尿病性腎症であり、慢性腎盂腎炎ではない。糖尿病性腎症が第1位、慢性糸球体腎炎が第2位、腎硬化症が第3位であり、慢性腎盂腎炎は上位には入らない。
Key Points
ポイント
  • 尿路感染症は「膀胱炎=女性に多い」「尿道炎=男性に多い」という性差を正確に覚えること。膀胱炎と腎盂腎炎の違いも重要。
  • 急性腎盂腎炎の特徴は「悪寒戦慄・高熱・CVA叩打痛」であり、膀胱炎(排尿痛・頻尿・発熱なし)との鑑別がポイント。
  • 重要用語: 膀胱炎(女性に多い), 尿道炎(男性に多い), 腎盂腎炎(悪寒戦慄・高熱), 大腸菌 を正確に理解しておくこと。
疾患好発主な症状
膀胱炎女性に多い排尿痛、頻尿、残尿感(発熱なし)
尿道炎男性に多い排尿痛、尿道分泌物
急性腎盂腎炎女性に多い悪寒戦慄、高熱、CVA叩打痛
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