1. [誤り]膀胱炎は男性ではなく女性に圧倒的に多い。女性は尿道が短く(約4cm)、解剖学的に細菌が膀胱に到達しやすいためである。男性は尿道が長い(約20cm)ため膀胱炎になりにくい。排尿痛・頻尿・残尿感が主症状。
2. [誤り]尿道炎は女性ではなく男性に多い。特に性感染症としての尿道炎(淋菌性尿道炎・クラミジア性尿道炎)は男性に多い。教科書にも淋病について「男性では尿道炎」、クラミジア感染症について「頻尿、排尿痛、漿性分泌物が出現する」と記載されている。
3. [正解]急性腎盂腎炎では悪寒戦慄を伴う高熱(38~40℃)が特徴的である。細菌が尿路を上行して腎盂に感染し、悪寒戦慄・高熱・側腹部痛(肋骨脊柱角叩打痛:CVA叩打痛)がみられる。膿尿・細菌尿も認める。原因菌は大腸菌が最も多い。膀胱炎では発熱は通常みられないのに対し、腎盂腎炎では高熱を伴う点が鑑別に重要。
4. [誤り]慢性腎不全の原因として最も多いのは糖尿病性腎症であり、慢性腎盂腎炎ではない。糖尿病性腎症が第1位、慢性糸球体腎炎が第2位、腎硬化症が第3位であり、慢性腎盂腎炎は上位には入らない。