1. [誤り]ゴム腫は第3期梅毒(感染後3~10年)でみられる肉芽腫性病変であり、第1期梅毒ではない。教科書にも「第3期梅毒:結節性梅毒、ゴム腫、粘膜疹が現れる」と記載されている。皮膚・骨・内臓に形成される慢性肉芽腫である。
2. [正解]硬性下疳は第1期梅毒(感染後約3週間)でみられる。教科書にも「感染して約3週目に、梅毒トレポネーマの侵入した部位に初期硬結ができ、丘疹が潰瘍となって硬性下疳を生じる」と記載されている。感染部位(外陰部など)に無痛性の硬い潰瘍として出現し、所属リンパ節腫脹(無痛性横痃)を伴う。数週間以内に自然消退するが治癒ではない。
3. [誤り]梅毒性バラ疹は第2期梅毒(感染後3カ月頃~)でみられる全身性の発疹であり、第1期梅毒ではない。教科書にも「第2期梅毒:多彩な発疹が特徴で、梅毒性バラ疹、丘疹性梅毒疹」と記載されている。手掌・足底にも出現するのが特徴。
4. [誤り]扁平コンジローマは第2期梅毒でみられる肛門周囲・外陰部の扁平な湿性丘疹であり、第1期梅毒ではない。教科書にも第2期梅毒の症状として「扁平コンジローム」が記載されている。