1. [誤り]ポリオ(急性灰白髄炎)はポリオウイルスによるウイルス感染症であり、細菌感染症ではない。経口感染し、脊髄前角の運動ニューロンを障害して弛緩性麻痺を起こす。教科書にも感染症法の二類感染症として記載されている。
2. [誤り]細菌性赤痢の潜伏期は1~5日程度であり、約3週間ではない。赤痢菌による経口感染で、急性の下痢(粘血便)・腹痛・発熱(しぶり腹)で発症する。潜伏期が約3週間の感染症としては流行性耳下腺炎(2~3週間)や風疹(14~21日)がある。
3. [誤り]日本脳炎はネズミではなく蚊(コガタアカイエカ)が媒介するウイルス感染症である。ブタが増幅動物(ウイルスの主要な増殖宿主)となり、感染ブタの血液を吸った蚊がヒトを刺すことで感染が成立する。
4. [正解]ニューモシスチス肺炎はニューモシスチス・イロベチイ(真菌の一種)による日和見感染症である。教科書にも「カリニ肺炎」がエイズ発症期の症状として記載されている。健常者では発症せず、HIV/AIDS患者や免疫抑制状態の患者など、免疫機能が低下した際に初めて病原性を発揮する。