第01章 感染症 / D. 性感染症
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Question
問題 94 感染症で誤っている組合せはどれか。
  1. 1成人の水痘 ― 重症化不正解
  2. 2エイズ ― 日和見感染症不正解
  3. 3免疫抑制薬長期使用 ― 菌交代現象正解!
  4. 4ヘルペス感染症 ― 抗ウイルス薬不正解
Explanation
解説
1. [誤り]成人の水痘は小児に比べて重症化しやすく、水痘肺炎や脳炎を合併することがある。教科書にも「免疫不全症の患者や新生児に重症水痘が発病すると予後は不良」と記載されている。成人は初感染であれば免疫がないため高熱や重篤な皮疹を呈しやすい。この組合せは正しい。
2. [誤り]エイズではHIVがCD4陽性Tリンパ球を破壊することで免疫不全状態となり、日和見感染症(カリニ肺炎・カンジダ症・サイトメガロウイルス感染症等)を発症する。教科書にも「免疫能が低下して日和見感染を起こす」と記載されている。この組合せは正しい。
3. [正解]菌交代現象は「抗菌薬の長期使用」により正常細菌叢が乱れ、耐性菌や常在真菌が異常増殖する現象であり、「免疫抑制薬の長期使用」ではない。免疫抑制薬の長期使用は免疫能の低下による日和見感染を引き起こすが、菌交代現象とは異なるメカニズムである。この組合せは誤り。
4. [誤り]ヘルペス感染症(単純ヘルペス・帯状疱疹)にはアシクロビルやバラシクロビルなどの抗ウイルス薬が有効である。教科書にも「抗ウイルス薬(アシクロビル、ビダラピンなど)を投与する」と記載されている。この組合せは正しい。
Key Points
ポイント
  • 菌交代現象=「抗菌薬の長期使用」が原因。免疫抑制薬の長期使用=「日和見感染」が起こる。この2つの違いを明確に区別すること。
  • 菌交代現象では正常細菌叢が抗菌薬で破壊され、MRSAやカンジダなどの耐性菌・真菌が増殖する。免疫抑制薬では宿主の免疫能低下が問題。
  • 重要用語: 菌交代現象(抗菌薬長期使用), 日和見感染(免疫抑制薬・エイズ), 成人水痘(重症化), 抗ウイルス薬(ヘルペス) を正確に理解しておくこと。
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