第01章 感染症 / D. 性感染症
1 / 3
Question
問題 93 疾患と病原体との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1アスペルギルス症 ― 真菌不正解
  2. 2トキソプラズマ症 ― マイコプラズマ正解!
  3. 3トラコ―マ ― クラミジア不正解
  4. 4エイズ ― HIV不正解
Explanation
解説
1. [誤り]アスペルギルス症の原因はアスペルギルス(Aspergillus)であり、真菌(糸状菌)の一種である。この組合せは正しい。肺アスペルギルス症が代表的であり、免疫不全者で侵襲性アスペルギルス症として重篤化することがある。
2. [正解]トキソプラズマ症の原因はマイコプラズマではなく、トキソプラズマ原虫(Toxoplasma gondii)である。トキソプラズマは原虫(寄生虫)であり、猫を終宿主として経口感染で人に感染する。マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)はマイコプラズマ肺炎の原因であり、全く異なる病原体である。
3. [誤り]トラコーマはクラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)による慢性結膜炎であり、この組合せは正しい。発展途上国で失明の主要な原因の一つ。教科書にもクラミジアの感染症として記載されている。
4. [誤り]エイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群)はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)によるウイルス感染症であり、この組合せは正しい。教科書にも「HIVの感染によって起こされる免疫不全症に続発する症候群」と記載されている。
Key Points
ポイント
  • トキソプラズマ=原虫(寄生虫)であり、マイコプラズマとは全く異なる。名前が似ているため混同しやすいが、トキソプラズマは「原虫」、マイコプラズマは「細菌の一種(細胞壁を持たない)」である。
  • 病原体の分類(ウイルス・細菌・真菌・原虫・リケッチア)を正確に区別できるようにすること。
  • 重要用語: トキソプラズマ(原虫), マイコプラズマ(細菌), アスペルギルス(真菌), クラミジア, HIV を正確に理解しておくこと。
疾患正しい病原体分類
トキソプラズマ症トキソプラズマ原虫原虫
マイコプラズマ肺炎マイコプラズマ細菌
アスペルギルス症アスペルギルス真菌
トラコーマクラミジア細菌
エイズHIVウイルス
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶