1. [誤り]帯状疱疹は小児期ではなく成人(特に高齢者や免疫低下者)に発症するのが一般的である。小児期に発症するのは水痘(みずぼうそう)であり、水痘後にVZVが神経節に潜伏感染し、後年免疫力が低下した際に再活性化して帯状疱疹として発症する。教科書にも「再活性化は血液疾患、癌、膠原病などの際に起きやすい」と記載されている。
2. [正解]帯状疱疹は神経支配領域(デルマトーム)に一致して皮疹を認めるのが特徴である。教科書にも「神経節の支配領域の皮膚に、神経の走行に一致して帯状の水疱をつくり、発疹の発現とともに当該神経の神経痛を伴う」と記載されている。片側性で正中線を越えないことが特徴。
3. [誤り]帯状疱疹はウイルス感染症(VZVの再活性化)であるため、抗菌薬ではなく抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)を投与する。教科書にも「帯状疱疹には発病初期にアシクロビルを投与する」と記載されている。抗菌薬は細菌感染症に対する薬剤であり、ウイルス感染症には無効。
4. [誤り]帯状疱疹は通常一生に一度とされるが、免疫力が著しく低下した場合には再発することがある。HIV感染症患者や免疫抑制薬使用中の患者では再発リスクが高い。「再発しない」とは断定できない。