1. [誤り]中耳炎は老人ではなく小児(特に乳幼児)に多い疾患である。小児は耳管が短く太く水平に近いため、上気道の感染が中耳腔に波及しやすい。教科書にも麻疹の合併症として中耳炎が記載されており、小児期の疾患として位置づけられている。
2. [誤り]中耳炎は夏ではなく冬季に多い。冬季は上気道感染(風邪やインフルエンザ)が多発し、それに続発して中耳炎が起こりやすくなる。気温低下や乾燥により呼吸器感染症が増加する時期と一致する。
3. [正解]中耳炎の原因菌として肺炎球菌は最も重要な起炎菌の一つである。そのほかインフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)やモラクセラ・カタラーリスも主要な原因菌として知られている。上気道感染に続いて耳管経由で細菌が中耳腔に侵入して発症する。
4. [誤り]急性中耳炎は適切な治療がなされないと慢性中耳炎に移行することがある。慢性中耳炎では鼓膜穿孔と耳漏が持続し、伝音性難聴の原因となる。反復性中耳炎も小児では問題となる。