第01章 感染症 / C. ウイルス感染症
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Question
問題 66 「20歳の男性。3日前、風邪症状と38℃の発熱があり。いったん解熱した。本日、再び39℃に上昇すると共に全身に斑状紅色丘疹が出現した。リンパ節の腫脹はない。」本疾患の合併症として頻度が低いのはどれか。
  1. 1脳 炎不正解
  2. 2中耳炎不正解
  3. 3肺 炎不正解
  4. 4精巣炎正解!
Explanation
解説
1. [誤り]麻疹脳炎は約1,000人に1人の割合で発症する重要な合併症である。教科書にも「約10%に肺炎、中耳炎、下痢、脳炎などの合併症が起きる」と記載されている。また、麻疹後数年を経てSSPE(亜急性硬化性全脳炎)を発症することもある。
2. [誤り]中耳炎は麻疹の比較的よくみられる合併症であり、教科書にも麻疹の合併症として中耳炎が挙げられている。小児では耳管の構造的特性から特に発症しやすい。
3. [誤り]肺炎は麻疹の重要な合併症であり、死亡原因の主要なものである。麻疹ウイルスによる間質性肺炎のほか、細菌の二次感染による肺炎も起こりうる。
4. [正解]精巣炎(睾丸炎)は麻疹の合併症としては頻度が低い。精巣炎は流行性耳下腺炎(ムンプス)の合併症として知られており、教科書にも「精巣上体炎(副睾丸炎)、精巣炎(睾丸炎)」はムンプスの合併症として記載されている。麻疹の主な合併症は脳炎、肺炎、中耳炎、下痢である。
Key Points
ポイント
  • 麻疹の合併症は「脳炎・肺炎・中耳炎・下痢」が頻度の高いものとして重要。精巣炎はムンプスの合併症であり、麻疹と混同しないこと。
  • 本症例は二峰性発熱(風邪症状+発熱→一時解熱→再発熱+全身斑状紅色丘疹)から麻疹と診断される。リンパ節腫脹がないことも風疹との鑑別に有用。
  • 重要用語: 麻疹の合併症(脳炎・肺炎・中耳炎), 精巣炎(ムンプス), 二峰性発熱 を正確に理解しておくこと。
疾患主な合併症
麻疹脳炎、肺炎、中耳炎、下痢、SSPE
流行性耳下腺炎精巣炎、髄膜炎、膵炎、難聴
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