1. [誤り]麻疹脳炎は約1,000人に1人の割合で発症する重要な合併症である。教科書にも「約10%に肺炎、中耳炎、下痢、脳炎などの合併症が起きる」と記載されている。また、麻疹後数年を経てSSPE(亜急性硬化性全脳炎)を発症することもある。
2. [誤り]中耳炎は麻疹の比較的よくみられる合併症であり、教科書にも麻疹の合併症として中耳炎が挙げられている。小児では耳管の構造的特性から特に発症しやすい。
3. [誤り]肺炎は麻疹の重要な合併症であり、死亡原因の主要なものである。麻疹ウイルスによる間質性肺炎のほか、細菌の二次感染による肺炎も起こりうる。
4. [正解]精巣炎(睾丸炎)は麻疹の合併症としては頻度が低い。精巣炎は流行性耳下腺炎(ムンプス)の合併症として知られており、教科書にも「精巣上体炎(副睾丸炎)、精巣炎(睾丸炎)」はムンプスの合併症として記載されている。麻疹の主な合併症は脳炎、肺炎、中耳炎、下痢である。