第01章 感染症 / C. ウイルス感染症
1 / 3
Question
問題 62 子宮頚癌の原因と考えられているのはどれか。
  1. 1ヒト乳頭腫ウイルス正解!
  2. 2単純ヘルペスウイルス不正解
  3. 3帯状ヘルペスウイルス不正解
  4. 4風疹ウイルス不正解
Explanation
解説
1. [正解]子宮頚癌の原因としてヒト乳頭腫ウイルス(HPV: ヒトパピローマウイルス)の持続感染が確立されている。HPVは性行為で感染し、子宮頸部の上皮細胞に持続感染することで細胞の異形成から子宮頚癌へと進展する。特にHPV 16型と18型が高リスク型として知られ、子宮頚癌の約70%を占める。HPVワクチンによる予防が可能である。
2. [誤り]単純ヘルペスウイルス(HSV)は口唇ヘルペス(HSV-1)や性器ヘルペス(HSV-2)の原因であるが、子宮頚癌の原因ではない。教科書にも性器ヘルペスの記載はあるが、子宮頚癌との関連は記載されていない。
3. [誤り]帯状ヘルペスウイルス(VZV)は水痘と帯状疱疹の原因であり、子宮頚癌とは関連しない。教科書にも水痘・帯状疱疹の原因ウイルスとして記載されている。
4. [誤り]風疹ウイルスは風疹の原因であり、妊娠中の感染で先天性風疹症候群を起こすことが問題であるが、子宮頚癌とは関連しない。
Key Points
ポイント
  • ウイルス感染と癌の関連は重要テーマである。HPV=子宮頚癌、HBV/HCV=肝細胞癌、EBV=バーキットリンパ腫・上咽頭癌、HTLV-1=成人T細胞白血病を覚えること。
  • HPVワクチンは子宮頚癌の予防に有効であり、定期接種として推奨されている。
  • 重要用語: HPV(ヒトパピローマウイルス), 16型・18型, HPVワクチン, 子宮頚癌 を正確に理解しておくこと。
ウイルス関連する癌
HPV(ヒトパピローマウイルス)子宮頚癌
HBV・HCV肝細胞癌
EBVバーキットリンパ腫、上咽頭癌
HTLV-1成人T細胞白血病
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶