第01章 感染症 / C. ウイルス感染症
1 / 3
Question
問題 59 顔面痛の原因となるのはとれか。
  1. 1水痘ウイルス正解!
  2. 2麻疹ウイルス不正解
  3. 3風疹ウイルス不正解
  4. 4エコーウイルス不正解
Explanation
解説
1. [正解]水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV)は三叉神経節に潜伏感染し、免疫力低下時に再活性化すると帯状疱疹として三叉神経領域に発疹と激しい神経痛(顔面痛)を引き起こす。教科書にも「三叉神経節や脊髄後根神経節などに潜伏感染した水痘・帯状ヘルペスウイルスが再活性化されると、神経節の支配領域の皮膚に帯状の水疱をつくり、神経痛を伴う」と記載されている。帯状疱疹後神経痛として長期間持続することもある。
2. [誤り]麻疹ウイルスは麻疹(はしか)の原因であり、発熱・カタル症状・コプリック斑・全身の発疹が主症状である。顔面痛の原因とはならない。
3. [誤り]風疹ウイルスは風疹の原因であり、発疹・発熱・リンパ節腫脹が主症状である。顔面痛の原因とはならない。妊婦の感染による先天性風疹症候群が重要である。
4. [誤り]エコーウイルスはエンテロウイルス属に属し、無菌性髄膜炎や発疹性疾患を引き起こすが、三叉神経に潜伏感染して顔面痛を起こすことはない。
Key Points
ポイント
  • 帯状疱疹による顔面痛は三叉神経節に潜伏したVZVの再活性化が原因である。VZVは三叉神経節と脊髄後根神経節の両方に潜伏しうる。
  • 三叉神経第1枝(眼神経)領域の帯状疱疹では角膜炎を合併することがあり(ハッチンソン徴候)、注意が必要である。
  • 重要用語: VZV, 三叉神経節, 帯状疱疹後神経痛, 再活性化 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶