1. [誤り]ギラン・バレー症候群はあらゆる年齢で発症し、特に中年女性に多いわけではない。やや男性に多い傾向がある。なお、「中年女性に多い」自己免疫疾患としてはSLE(全身性エリテマトーデス)が代表的である。
2. [誤り]ギラン・バレー症候群は遺伝性疾患ではなく、先行感染後に自己免疫機序が働くことで発症する後天性疾患である。末梢神経のガングリオシドに対する自己抗体が産生されて神経障害を起こす。
3. [誤り]ギラン・バレー症候群の病因は末梢神経(髄鞘や軸索)にあり、骨格筋そのものに病因があるわけではない。脱髄型(AIDP)と軸索型(AMAN)に分類される。骨格筋に病因がある疾患としては筋ジストロフィーや多発性筋炎がある。
4. [正解]ギラン・バレー症候群では先行感染を認めることが多い(約60〜70%)。上気道感染や消化器感染の1〜3週間後に発症することが典型的である。先行感染の原因としてカンピロバクター・ジェジュニが最も多く、サイトメガロウイルスやEBウイルスなども原因となる。四肢の弛緩性麻痺が下肢から上行性に進行するのが特徴である。