第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 51 介護保険施設でノロウイルス感染症が発生した。感染を拡大させないための対応として適切なのはどれか。
  1. 1感染者の居室は次亜塩素酸ナトリウムで清拭する。正解!
  2. 2感染者の吐物は乾燥してから処理する。不正解
  3. 3感染者が使用したリネンは60℃の加熱処理を行う。不正解
  4. 4感染者が使用した食器はアルコールで消毒する。不正解
Explanation
解説
1. [正解]ノロウイルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効である。ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスであるため、アルコール消毒が効きにくい。感染者の居室の床・トイレ・ドアノブなどを次亜塩素酸ナトリウム(200ppm=0.02%程度)で清拭することが適切な対応である。嘔吐物で汚染された場所は1000ppm(0.1%)で消毒する。
2. [誤り]吐物を乾燥させるとウイルスが空気中に浮遊(エアロゾル化)し、二次感染のリスクが著しく高まる。吐物は速やかに次亜塩素酸ナトリウムで消毒しながら処理し、使い捨て手袋・マスク・エプロンを着用して対応する。
3. [誤り]ノロウイルスの失活には85度以上で1分以上の加熱が必要であり、60度では不十分である。リネンは熱水洗浄(85度1分以上)または次亜塩素酸ナトリウム浸漬(0.02%)で処理する。
4. [誤り]ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスであり、アルコール消毒に対して抵抗性がある。食器の消毒には次亜塩素酸ナトリウム浸漬または熱水消毒(85度1分以上)が必要である。
Key Points
ポイント
  • ノロウイルス対策の最重要ポイントは「次亜塩素酸ナトリウムが有効」「アルコールは無効」という点である。エンベロープの有無が消毒薬の効果に関係する。
  • 嘔吐物は乾燥させずに速やかに処理すること、加熱消毒は85度1分以上が必要であることも重要。
  • 重要用語: 次亜塩素酸ナトリウム, エンベロープ, アルコール抵抗性, 85度1分以上 を正確に理解しておくこと。
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