第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 50 急性糸球体腎炎について正しいのはどれか。
  1. 1原因として黄色ブドウ球菌感染が多い。不正解
  2. 2女児に多い。不正解
  3. 3浮腫を認める。正解!
  4. 4血清補体価は高値を示す。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]急性糸球体腎炎の原因として最も多いのはA群溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染であり、黄色ブドウ球菌ではない。溶連菌による咽頭炎や猩紅熱の1〜3週間後に免疫複合体が糸球体に沈着して発症する。教科書の猩紅熱の項にも「急性糸球体腎炎の続発」の記載がある。
2. [誤り]急性糸球体腎炎は男児にやや多く(男女比約2:1)、女児に多い疾患ではない。小児(3〜10歳)に好発する。なお、女性に多い尿路感染症である膀胱炎と混同しないこと。
3. [正解]急性糸球体腎炎では浮腫を認める。糸球体の炎症により糸球体濾過量が低下し、ナトリウムと水の貯留が起こるため、浮腫が出現する。特に顔面(眼瞼周囲)の浮腫が朝に目立つのが特徴的である。浮腫・血尿・高血圧・蛋白尿が急性糸球体腎炎の主要症状である。
4. [誤り]急性糸球体腎炎では血清補体価は低値を示す(高値ではない)。免疫複合体による補体の活性化と消費が起こるため、血清中の補体(C3、CH50)が低下する。低補体血症は急性糸球体腎炎の重要な検査所見である。
Key Points
ポイント
  • 急性糸球体腎炎の四大徴候は「浮腫」「血尿」「高血圧」「蛋白尿」である。原因は溶連菌感染後で、補体は「低値」を示す。
  • 男児にやや多いこと、女児に多い膀胱炎と混同しないことが重要。
  • 重要用語: 溶連菌感染後, 低補体血症, 浮腫, 血尿, 高血圧 を正確に理解しておくこと。
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