第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 44 院内感染と関連が深いのはどれか。
  1. 1破傷風菌不正解
  2. 2MRSA正解!
  3. 3肺炎球菌不正解
  4. 4ボツリヌス菌不正解
Explanation
解説
1. [誤り]破傷風菌は土壌中に芽胞として存在し、外傷(特に深い刺し傷など嫌気的環境の創傷)から感染する。院内感染の主要原因菌ではない。教科書にも「外傷などの傷口から破傷風菌が侵入して」と記載されている。
2. [正解]MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は院内感染と最も関連が深い細菌である。多くの抗菌薬に耐性を持ち、入院患者(特に免疫が低下した患者)に肺炎、創部感染、敗血症などを引き起こす。教科書にも「MRSAが患者や医療従事者を介してほかの患者に感染して発病する」と記載されている。治療にはバンコマイシンが用いられる。
3. [誤り]肺炎球菌は市中肺炎の最も多い原因菌であるが、院内感染の代表的原因菌ではない。高齢者に肺炎を起こしやすく、肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されている。
4. [誤り]ボツリヌス菌は食品(いずし・真空包装食品・ハチミツなど)を介した食中毒の原因菌であり、院内感染との関連は薄い。毒素型食中毒で弛緩性麻痺を起こす。
Key Points
ポイント
  • 院内感染の原因菌としてMRSAが最も重要。MRSAは主に接触感染(医療従事者の手指を介した伝播)で広がるため、手指衛生(手洗い・手指消毒)が予防の最重要策である。
  • 院内感染を起こす菌と市中感染を起こす菌を区別すること。肺炎球菌や破傷風菌は市中感染・環境感染の原因菌である。
  • 重要用語: MRSA, バンコマイシン, 接触感染, 手指衛生, 院内感染 を正確に理解しておくこと。
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