1. [誤り]ムンプスウイルス(流行性耳下腺炎の原因)は飛沫感染であり、空気感染ではない。教科書にも「飛沫感染で気道から侵入した」と記載されている。空気感染(飛沫核感染)するのは麻疹・水痘・結核の3つが代表的であり、これらと区別すること。
2. [正解]MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は院内感染の最も重要な原因菌の一つである。教科書にも「MRSAが患者や医療従事者を介してほかの患者に感染して発病する」と記載されている。多くの抗菌薬に耐性を持ち、バンコマイシンが治療に用いられる。感染症法の五類感染症に指定されている。
3. [誤り]ボツリヌス菌食中毒の主な症状は神経症状(弛緩性麻痺)であり、血便ではない。教科書にも「複視・眼瞼下垂・瞳孔散大などの眼症状、発語障害・嚥下障害・呼吸困難などの球麻痺症状」と記載されている。血便はベロ毒素産生性大腸菌食中毒で特徴的な症状である。
4. [誤り]精巣炎(睾丸炎)を合併するのは流行性耳下腺炎(ムンプス)であり、風疹ではない。教科書にも流行性耳下腺炎の項に「精巣上体炎(副睾丸炎)、精巣炎(睾丸炎)」と記載されている。風疹の重要な合併症は先天性風疹症候群(妊婦の感染による胎児奇形)である。