第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 40 感染症について正しいのはどれか。
  1. 1ムンプスウイルスは空気感染する。不正解
  2. 2MRSA は院内感染の原因となる。正解!
  3. 3ボツリヌス菌による食中毒の主たる症状は血便である。不正解
  4. 4風疹は精巣炎を合併する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]ムンプスウイルス(流行性耳下腺炎の原因)は飛沫感染であり、空気感染ではない。教科書にも「飛沫感染で気道から侵入した」と記載されている。空気感染(飛沫核感染)するのは麻疹・水痘・結核の3つが代表的であり、これらと区別すること。
2. [正解]MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は院内感染の最も重要な原因菌の一つである。教科書にも「MRSAが患者や医療従事者を介してほかの患者に感染して発病する」と記載されている。多くの抗菌薬に耐性を持ち、バンコマイシンが治療に用いられる。感染症法の五類感染症に指定されている。
3. [誤り]ボツリヌス菌食中毒の主な症状は神経症状(弛緩性麻痺)であり、血便ではない。教科書にも「複視・眼瞼下垂・瞳孔散大などの眼症状、発語障害・嚥下障害・呼吸困難などの球麻痺症状」と記載されている。血便はベロ毒素産生性大腸菌食中毒で特徴的な症状である。
4. [誤り]精巣炎(睾丸炎)を合併するのは流行性耳下腺炎(ムンプス)であり、風疹ではない。教科書にも流行性耳下腺炎の項に「精巣上体炎(副睾丸炎)、精巣炎(睾丸炎)」と記載されている。風疹の重要な合併症は先天性風疹症候群(妊婦の感染による胎児奇形)である。
Key Points
ポイント
  • 空気感染する疾患は「麻疹・水痘・結核」の3つに限定される。ムンプスやインフルエンザなど多くの呼吸器感染症は飛沫感染であることを区別する。
  • 精巣炎を合併するのは「ムンプス」であり「風疹」ではない。風疹の合併症は「先天性風疹症候群」が最重要である。
  • 重要用語: 空気感染(麻疹・水痘・結核), MRSA, ムンプスの精巣炎, 先天性風疹症候群 を正確に理解しておくこと。
感染経路代表的疾患
空気感染(飛沫核感染)麻疹、水痘、結核
飛沫感染インフルエンザ、ムンプス、風疹
接触感染MRSA、帯状疱疹
経口感染コレラ、赤痢、A型肝炎
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