第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 41 感染症について正しいのはどれか。
  1. 1猩紅熱はウイルス感染症である。不正解
  2. 2結核は垂直感染する。不正解
  3. 3破傷風では筋のけいれんが起こる。正解!
  4. 4エイズはワクチンにより予防可能である。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]猩紅熱はA群溶血性連鎖球菌(細菌)による感染症であり、ウイルス感染症ではない。教科書にも「A群溶血性連鎖球菌の感染によって」と記載されている。発熱・咽頭痛・イチゴ舌・全身の紅斑が特徴である。
2. [誤り]結核は主に空気感染(飛沫核感染)であり、垂直感染(母子感染)は主な感染経路ではない。垂直感染が重要な疾患としてはB型肝炎、HIV感染症、梅毒(先天性梅毒)、風疹(先天性風疹症候群)などがある。
3. [正解]破傷風では筋のけいれん(強直性痙攣)が起こる。破傷風菌が産生する外毒素テタノスパスミンが神経行性に中枢神経へ運ばれ、抑制性シナプスに作用して抑制性神経伝達物質(グリシン・GABA)の放出を阻害する。その結果、随意筋の持続的痙攣が生じ、牙関緊急(開口障害)、痙笑(顔面筋痙攣)、後弓反張(体幹・四肢の筋痙攣)が出現する。教科書にも「随意筋の痙攣を特徴とする」と記載されている。
4. [誤り]エイズ(HIV感染症)には有効なワクチンは現時点で開発されていない。予防は性行為時のコンドーム使用、針刺し事故防止、血液製剤のスクリーニングなどが中心となる。
Key Points
ポイント
  • 破傷風の病態は「外毒素テタノスパスミンによる筋痙攣」が核心であり、牙関緊急・後弓反張が特徴的所見である。
  • 空気感染する疾患(麻疹・水痘・結核)と垂直感染する疾患(B型肝炎・HIV等)を混同しないこと。
  • 重要用語: テタノスパスミン, 牙関緊急, 後弓反張, 空気感染, 垂直感染 を正確に理解しておくこと。
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