第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 37 急性膀胱炎について正しいのはどれか。
  1. 1女性に多い。正解!
  2. 2高熱をきたす。不正解
  3. 3水分摂取を控える。不正解
  4. 4原因菌は黄色ブドウ球菌が多い。不正解
Explanation
解説
1. [正解]急性膀胱炎は女性に圧倒的に多い疾患である。女性は男性に比べて尿道が短く(約4cm、男性は約20cm)、肛門との距離も近いため、腸内細菌が膀胱に到達しやすい。特に性的活動が活発な若年女性に多い。主な症状は頻尿、排尿痛、残尿感、下腹部痛である。
2. [誤り]急性膀胱炎は膀胱に限局した感染であり、通常高熱はみられない。高熱(38度以上)、腰痛、悪寒戦慄を伴う場合は、細菌が上行して腎盂腎炎を起こしている可能性を考える。
3. [誤り]急性膀胱炎では水分摂取を十分に行い、排尿回数を増やすことが推奨される。排尿により膀胱内の細菌が洗い流され、治癒を促進する。水分摂取を控えることは逆効果である。
4. [誤り]急性膀胱炎の原因菌として最も多いのは大腸菌(約80%)であり、黄色ブドウ球菌ではない。大腸菌は腸内常在菌であり、会陰部から尿道を上行して膀胱に感染する。
Key Points
ポイント
  • 急性膀胱炎の要点は「女性に多い」「高熱は出ない」「原因菌は大腸菌」の3つである。高熱を伴えば腎盂腎炎を疑う。
  • 膀胱炎と腎盂腎炎の鑑別が重要。膀胱炎は下部尿路感染(高熱なし)、腎盂腎炎は上部尿路感染(高熱・腰痛あり)である。
  • 重要用語: 大腸菌, 頻尿, 排尿痛, 腎盂腎炎との鑑別 を正確に理解しておくこと。
項目急性膀胱炎急性腎盂腎炎
感染部位膀胱(下部尿路)腎盂(上部尿路)
発熱通常なし〜微熱高熱(38度以上)
症状頻尿・排尿痛・残尿感腰痛・悪寒戦慄・頻尿
原因菌大腸菌が最多大腸菌が最多
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