第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 34 「26歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。視診上、黄疸を認め、ウイルスマーカー検査ではIgM-HA抗体陽性、HBs抗原陰性、HCV-RNA陰性であった。」本疾患で正しいのはどれか。
  1. 1発熱を前駆症状として発症する。正解!
  2. 2インターフェロン療法が有効である。不正解
  3. 3慢性化する。不正解
  4. 4輸血によっても発症する。不正解
Explanation
解説
1. [正解]A型肝炎は発熱、全身倦怠感、食欲不振などの前駆症状で発症し、その後黄疸が出現する。前駆期は1〜2週間程度で、インフルエンザ様の症状を呈する。この患者もまさにA型肝炎の典型的経過をたどっており、全身倦怠感と黄疸がみられている。
2. [誤り]インターフェロン療法は主にC型慢性肝炎やB型慢性肝炎の治療に用いられる。A型肝炎は急性経過をとり自然治癒するため、インターフェロン療法は通常必要ない。安静と対症療法が基本である。
3. [誤り]A型肝炎は急性肝炎であり、慢性化しないのが大きな特徴である。B型肝炎は一部が慢性化し、C型肝炎は高率に慢性化する点と明確に区別すること。
4. [誤り]A型肝炎は経口感染(糞口感染)であり、輸血による感染は通常みられない。輸血で感染しうるのはB型肝炎やC型肝炎であり、これらは血液・体液を介して感染する。
Key Points
ポイント
  • ウイルス肝炎の型ごとの特徴を整理すること。A型は「経口感染・急性・慢性化しない」、B型は「血液感染・一部慢性化」、C型は「血液感染・高率に慢性化・インターフェロン療法」である。
  • A型肝炎の前駆症状として発熱が重要。黄疸出現前に発熱・倦怠感がみられる。
  • 重要用語: A型肝炎の非慢性化, B型・C型肝炎の慢性化, 感染経路の違い を正確に理解しておくこと。
肝炎感染経路慢性化治療
A型経口感染(生ガキ等)しない安静・対症療法
B型血液・体液感染一部する抗ウイルス薬・IFN
C型血液感染高率にするIFN・DAA
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