1. [正解]A型肝炎は発熱、全身倦怠感、食欲不振などの前駆症状で発症し、その後黄疸が出現する。前駆期は1〜2週間程度で、インフルエンザ様の症状を呈する。この患者もまさにA型肝炎の典型的経過をたどっており、全身倦怠感と黄疸がみられている。
2. [誤り]インターフェロン療法は主にC型慢性肝炎やB型慢性肝炎の治療に用いられる。A型肝炎は急性経過をとり自然治癒するため、インターフェロン療法は通常必要ない。安静と対症療法が基本である。
3. [誤り]A型肝炎は急性肝炎であり、慢性化しないのが大きな特徴である。B型肝炎は一部が慢性化し、C型肝炎は高率に慢性化する点と明確に区別すること。
4. [誤り]A型肝炎は経口感染(糞口感染)であり、輸血による感染は通常みられない。輸血で感染しうるのはB型肝炎やC型肝炎であり、これらは血液・体液を介して感染する。