第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 33 「26歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。視診上、黄疸を認め、ウイルスマーカー検査ではIgM-HA抗体陽性、HBs抗原陰性、HCV-RNA陰性であった。」感染の原因として最も考えられるのはどれか。
  1. 1ハンバーガー不正解
  2. 2いずし不正解
  3. 3生ガキ正解!
  4. 4鶏生肉不正解
Explanation
解説
1. [誤り]ハンバーガーは腸管出血性大腸菌O157(ベロ毒素産生性大腸菌)の感染源として知られる。出血性腸炎を起こすが、肝炎の原因とはならない。
2. [誤り]いずしはボツリヌス菌食中毒の原因食品である。ボツリヌス毒素による弛緩性麻痺(球麻痺症状)を起こすが、肝炎とは無関係である。
3. [正解]IgM-HA抗体陽性はA型肝炎ウイルス(HAV)の急性感染を示す。A型肝炎は経口感染(糞口感染)で伝播し、汚染された生ガキなどの二枚貝が主な感染源となる。教科書の感染症法の分類でもA型肝炎は四類感染症に指定されている。生ガキは海水中のウイルスを濃縮するため、加熱不十分な場合に感染リスクが高い。
4. [誤り]鶏生肉はカンピロバクター食中毒の原因食品である。下痢・腹痛・発熱を起こすが、肝炎の原因とはならない。
Key Points
ポイント
  • IgM-HA抗体陽性はA型肝炎の急性感染を示す重要なマーカーである。HBs抗原陰性でB型肝炎を、HCV-RNA陰性でC型肝炎を否定している。
  • A型肝炎の感染経路は「経口感染」であり、汚染された生ガキ(二枚貝)が代表的感染源である。血液感染するB型・C型肝炎との違いに注意する。
  • 重要用語: IgM-HA抗体, A型肝炎, 経口感染, 生ガキ を正確に理解しておくこと。
食品関連する感染症病原体
生ガキA型肝炎、ノロウイルス胃腸炎A型肝炎ウイルス、ノロウイルス
ハンバーガー腸管出血性大腸菌感染症O157等
いずしボツリヌス食中毒ボツリヌス菌
鶏生肉カンピロバクター食中毒カンピロバクター
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