1. [正解]メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は院内感染の代表的な原因菌である。多くの抗菌薬に耐性を持ち、免疫力の低下した入院患者に日和見感染を起こしやすい。教科書にも「MRSAが患者や医療従事者を介してほかの患者に感染して発病する」と記載されている。治療にはバンコマイシンが使用される。感染症法の五類感染症に指定されている。
2. [誤り]A群溶血性連鎖球菌は咽頭炎、猩紅熱、蜂巣炎などの市中感染の原因菌であり、院内感染の代表的原因菌ではない。続発症として急性糸球体腎炎やリウマチ熱を起こすことがある。
3. [誤り]肺炎球菌は市中肺炎の最も多い原因菌であり、主に市中で感染する。院内感染の代表的原因菌ではない。
4. [誤り]破傷風菌は土壌中に芽胞として存在し、外傷から感染する。院内感染とは関連が低い。