第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 32 院内感染と関連が深いのはどれか。
  1. 1メチシリン耐性黄色ブドウ球菌正解!
  2. 2A群溶血連鎖球菌不正解
  3. 3肺炎球菌不正解
  4. 4破傷風菌不正解
Explanation
解説
1. [正解]メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は院内感染の代表的な原因菌である。多くの抗菌薬に耐性を持ち、免疫力の低下した入院患者に日和見感染を起こしやすい。教科書にも「MRSAが患者や医療従事者を介してほかの患者に感染して発病する」と記載されている。治療にはバンコマイシンが使用される。感染症法の五類感染症に指定されている。
2. [誤り]A群溶血性連鎖球菌は咽頭炎、猩紅熱、蜂巣炎などの市中感染の原因菌であり、院内感染の代表的原因菌ではない。続発症として急性糸球体腎炎やリウマチ熱を起こすことがある。
3. [誤り]肺炎球菌は市中肺炎の最も多い原因菌であり、主に市中で感染する。院内感染の代表的原因菌ではない。
4. [誤り]破傷風菌は土壌中に芽胞として存在し、外傷から感染する。院内感染とは関連が低い。
Key Points
ポイント
  • 院内感染の代表的原因菌としてMRSAを最も重要な知識として覚えること。MRSAはメチシリン(耐性ブドウ球菌用ペニシリン)にも耐性を示すため、バンコマイシンが治療薬として選択される。
  • A群溶血性連鎖球菌や肺炎球菌は「市中感染」の代表的原因菌であり、「院内感染」とは区別する。
  • 重要用語: MRSA, バンコマイシン, 院内感染, 日和見感染 を正確に理解しておくこと。
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