第01章 感染症 / B. 細菌感染症
1 / 3
Question
問題 29 予防接種が有効な感染症はどれか。
  1. 1赤痢不正解
  2. 2コレラ不正解
  3. 3C 型肝炎不正解
  4. 4百日咳正解!
Explanation
解説
1. [誤り]細菌性赤痢に対する有効なワクチンは実用化されていない。赤痢は赤痢菌の経口感染によって生じる急性大腸炎であり、予防は衛生環境の整備と手洗いの徹底が中心となる。
2. [誤り]コレラに対する経口ワクチンは存在するが、わが国では定期接種として使用されておらず、一般的に「有効な予防接種」とは言いがたい。渡航者向けに使用されることがある程度である。
3. [誤り]C型肝炎に対する有効なワクチンは現時点で開発されていない。C型肝炎ウイルス(HCV)は遺伝子変異が多く、ワクチン開発が困難とされている。なおB型肝炎にはワクチンがある。
4. [正解]百日咳は三種混合ワクチン(DPT)のP(Pertussis)として定期予防接種に含まれ、有効に予防できる。教科書にも「3種混合ワクチン接種で減少した」と記載されている。百日咳菌の産生する毒素が気管支平滑筋に結合し、激しい痙攣性の咳を特徴とする急性上気道感染症であるが、ワクチンにより発症を大幅に抑制できる。
Key Points
ポイント
  • 有効なワクチンが存在する感染症を整理しておくこと。DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)、麻疹、風疹、BCG(結核)、インフルエンザ、B型肝炎などにはワクチンがある。
  • C型肝炎はワクチンがない点がB型肝炎との重要な違いである。赤痢・コレラは衛生管理が予防の基本となる。
  • 重要用語: DPTワクチン, C型肝炎(ワクチンなし), B型肝炎(ワクチンあり) を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶