第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 28 急性糸球体腎炎について正しい記述はどれか。
  1. 1補体価が低下する。正解!
  2. 2低血圧がみられる。不正解
  3. 3慢性化はしない。不正解
  4. 4ブドウ球菌が原因である。不正解
Explanation
解説
1. [正解]急性糸球体腎炎ではA群溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染後に免疫複合体が形成され、糸球体基底膜に沈着する。この免疫反応で補体が消費されるため、血清補体価(CH50やC3)が低下する。補体低下は急性糸球体腎炎の重要な検査所見であり、教科書の猩紅熱の項にも「急性糸球体腎炎の続発」の記載がある。
2. [誤り]急性糸球体腎炎では糸球体濾過量の低下により体液貯留・ナトリウム貯留が起こり、高血圧を呈する。低血圧ではない。浮腫・高血圧・血尿が三大徴候とされる。
3. [誤り]急性糸球体腎炎の多くは予後良好であり自然軽快するが、一部の症例では慢性糸球体腎炎に移行することがある。「慢性化しない」というのは誤りである。
4. [誤り]急性糸球体腎炎の最も一般的な原因菌はA群溶血性連鎖球菌(溶連菌)であり、ブドウ球菌ではない。溶連菌による咽頭炎や猩紅熱の1〜3週間後に発症する。
Key Points
ポイント
  • 急性糸球体腎炎の最重要知識は「溶連菌感染後」に発症し「補体価が低下」する点である。「高血圧」(低血圧ではない)、「血尿」「浮腫」が三大徴候である。
  • 猩紅熱の合併症として急性糸球体腎炎とリウマチ熱がある。溶連菌感染症の検査としてASO(抗ストレプトリジンO抗体)やASK(抗ストレプトキナーゼ抗体)の上昇がある。
  • 重要用語: 溶連菌感染後糸球体腎炎, 補体低下, 免疫複合体, ASO を正確に理解しておくこと。
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