1. [正解]ブドウ球菌食中毒は毒素型食中毒であり、食品中で増殖した黄色ブドウ球菌が産生する耐熱性エンテロトキシンを摂取して発症する。潜伏期間は2〜4時間と最も短い。教科書にも「100度30分の加熱でも不活性化されない耐熱性エンテロトキシン」と記載されている。既に産生された毒素を直接摂取するため、菌の増殖を待つ必要がなく、潜伏期間が極めて短い。
2. [誤り]腸炎ビブリオは感染侵入型の食中毒で、潜伏期間は10〜20時間である。生魚介類が原因食品であり、腸管内で菌が増殖する必要があるため潜伏期は長くなる。
3. [誤り]サルモネラ属は感染侵入型の食中毒で、潜伏期間は6〜48時間である。肉・卵・乳製品が原因食品となる。
4. [誤り]ボツリヌス菌は毒素型食中毒であるが、潜伏期間は18時間前後とブドウ球菌より長い。神経毒素が小腸から吸収されて弛緩性麻痺を引き起こす。