1. [誤り]破傷風菌は嫌気性菌であり、芽胞の形で土壌中に広く分布している。芽胞は熱や乾燥に強く、長期間環境中で生存できる。この記述は正しい。
2. [誤り]破傷風は外傷部位(特に深い刺し傷や汚染された傷など嫌気的環境が形成されやすい創傷)から破傷風菌が侵入して発症する。教科書にも「外傷などの傷口から破傷風菌が侵入して増殖し」と記載されている。この記述は正しい。
3. [正解]破傷風は内毒素ではなく外毒素(テタノスパスミン)によって発症する。テタノスパスミンは破傷風菌が産生する強力な神経毒素であり、神経行性に中枢神経へ運ばれ、抑制性シナプス(レンショウ細胞など)に作用してグリシンやGABAの放出を阻害し、随意筋の持続的痙攣を引き起こす。内毒素はグラム陰性菌の細胞壁成分であり、破傷風菌(グラム陽性菌)とは無関係である。
4. [誤り]破傷風の特徴的症状は開口障害(牙関緊急)、顔面筋痙攣(痙笑)、後弓反張などの筋肉の痙攣である。この記述は正しい。