第01章 感染症 / B. 細菌感染症
1 / 3
Question
問題 21 細菌性肺炎で変化しないのはどれか。
  1. 1赤血球数正解!
  2. 2CRP 値不正解
  3. 3赤血球沈降速度不正解
  4. 4白血球数不正解
Explanation
解説
1. [正解]赤血球数は細菌性肺炎では通常変化しない。赤血球は骨髄で産生され、寿命は約120日であり、急性の細菌感染症の影響を直接受けない。ただし、長期にわたる慢性感染症では二次的に貧血を来すこともあるが、急性期の指標としては変動しない。
2. [誤り]CRP(C反応性蛋白)は炎症に伴い肝臓で産生される急性期蛋白質であり、細菌感染症では著明に上昇する。細菌性肺炎では特に高値を示し、感染の重症度や治療効果の判定にも用いられる。
3. [誤り]赤血球沈降速度(赤沈・ESR)は炎症性疾患で亢進する。細菌性肺炎でもフィブリノゲンや免疫グロブリンの増加により赤沈は亢進する。
4. [誤り]白血球数は細菌感染により増加し、特に好中球が増加する(核の左方移動を伴うこともある)。白血球増多は細菌感染の重要な指標である。
Key Points
ポイント
  • 細菌感染症の炎症マーカーとして、CRP上昇・赤沈亢進・白血球増多(好中球増多)の3つを確実に覚えること。赤血球数はこれらとは異なり急性感染では変動しない。
  • CRPとESRはともに炎症の指標だが、CRPの方が感度が高く迅速に変動する点で異なる。
  • 重要用語: CRP, 赤沈, 白血球数, 好中球増多 を正確に理解しておくこと。
検査項目細菌性肺炎での変化意義
CRP著明に上昇急性期蛋白、感染の重症度判定
赤沈(ESR)亢進非特異的炎症マーカー
白血球数増加(好中球優位)細菌感染の指標
赤血球数変化しない急性感染では影響を受けない
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶