1. [誤り]化膿性骨髄炎は主に黄色ブドウ球菌の血行性感染により骨に炎症を起こす細菌感染症である。小児では長管骨の骨幹端に好発し、発熱・局所の疼痛・腫脹を呈する。血行性感染が最も多いが、外傷や手術後の直接感染もある。
2. [正解]大動脈炎症候群(高安動脈炎)は大動脈やその主要分枝に炎症を起こす原因不明の血管炎であり、感染が原因ではない。自己免疫機序が推定されており、若年女性に好発する。大動脈弁閉鎖不全症や大動脈瘤、虚血症状(めまい、失神、視力障害など)を呈する。指定難病である。
3. [誤り]ひょう疽(瘭疽)は指先の爪周囲の化膿性細菌感染症である。黄色ブドウ球菌が小外傷から侵入し、爪周囲に発赤・腫脹・激しい疼痛・膿瘍形成を起こす急性炎症である。
4. [誤り]よう(癰)は隣接する複数の毛嚢に細菌感染が波及した化膿性炎症である。黄色ブドウ球菌による感染で、せつ(癤)が集簇して深部に及んだ重症型である。発赤・腫脹・疼痛が強く、全身症状を伴うことが多い。