1. [誤り]食中毒の潜伏期は一般に短く、数時間〜数日であり長くはない。黄色ブドウ球菌は2〜4時間と最も短く、サルモネラは6〜48時間、腸炎ビブリオは10〜20時間程度である。ボツリヌス中毒も18時間前後と比較的短い。
2. [誤り]食中毒の原因はウイルスよりも細菌が多い。細菌性食中毒の代表はサルモネラ・黄色ブドウ球菌・腸炎ビブリオ・病原大腸菌などである。ウイルス性食中毒(ノロウイルスなど)も近年増加しているが、細菌性食中毒が依然として多い。
3. [正解]食中毒は汚染された食物の摂取により嘔吐・下痢・腹痛などの胃腸炎症状を示すものが多い。細菌や細菌毒素、ウイルスが消化管粘膜を刺激・障害し、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの急性胃腸炎症状を呈する。ボツリヌス中毒のように神経症状が主体のものもあるが、大部分は胃腸炎症状が主である。
4. [誤り]ボツリヌス中毒や重症脱水・ショックなどにより死亡することがある。ボツリヌス中毒は早期に抗毒素を投与しないと約1/3が死亡する。腸管出血性大腸菌O157による溶血性尿毒症症候群(HUS)も死亡例がある。高齢者や乳幼児では脱水やショックで重症化しやすい。