1. [誤り]赤痢菌は汚染された食物・水を介して経口感染する。感染症法の三類感染症に指定され、糞口感染(fecal-oral transmission)が主な感染経路である。患者や保菌者の糞便に汚染された食品・飲料水から感染する。
2. [誤り]赤痢菌による大腸粘膜の炎症で頻回の下痢が出現する。1日10〜20回以上の頻回の便意があり、少量ずつ排便する。テネスムス(しぶり腹)を伴い、便意はあるが少量しか排便できない状態が特徴的である。
3. [誤り]大腸粘膜の潰瘍・出血により粘液と血液が混じった粘血便を呈する。軟便・水様便で始まり、進行すると膿と粘液と血液が混じった膿粘血便となる。赤痢の特徴的な症状である。
4. [正解]バラ疹は腸チフスに特徴的な皮疹であり、細菌性赤痢の症状ではない。腸チフスでは発症後5〜7日頃に胸腹部に淡紅色の小丘疹(バラ疹)が出現する。細菌性赤痢では発疹は出現せず、発熱・腹痛・粘血便・テネスムスが主症状である。