第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 18 細菌性赤痢で誤っているのはどれか。
  1. 1経口感染不正解
  2. 2頻回下痢不正解
  3. 3粘血便不正解
  4. 4バラ疹正解!
Explanation
解説
1. [誤り]赤痢菌は汚染された食物・水を介して経口感染する。感染症法の三類感染症に指定され、糞口感染(fecal-oral transmission)が主な感染経路である。患者や保菌者の糞便に汚染された食品・飲料水から感染する。
2. [誤り]赤痢菌による大腸粘膜の炎症で頻回の下痢が出現する。1日10〜20回以上の頻回の便意があり、少量ずつ排便する。テネスムス(しぶり腹)を伴い、便意はあるが少量しか排便できない状態が特徴的である。
3. [誤り]大腸粘膜の潰瘍・出血により粘液と血液が混じった粘血便を呈する。軟便・水様便で始まり、進行すると膿と粘液と血液が混じった膿粘血便となる。赤痢の特徴的な症状である。
4. [正解]バラ疹は腸チフスに特徴的な皮疹であり、細菌性赤痢の症状ではない。腸チフスでは発症後5〜7日頃に胸腹部に淡紅色の小丘疹(バラ疹)が出現する。細菌性赤痢では発疹は出現せず、発熱・腹痛・粘血便・テネスムスが主症状である。
Key Points
ポイント
  • バラ疹は腸チフスの特徴的症状で、細菌性赤痢では出現しない
  • 細菌性赤痢は経口感染で、頻回の下痢・粘血便・テネスムスが特徴
  • 大腸粘膜の炎症・潰瘍形成が病態で、赤痢菌が大腸粘膜細胞に侵入する
  • 感染症法の三類感染症で、特定職種への就業制限が必要
  • 重要用語: 細菌性赤痢、粘血便、テネスムス、バラ疹(腸チフス) を正確に理解しておくこと。
項目細菌性赤痢腸チフス
原因菌赤痢菌チフス菌
感染経路経口感染経口感染
潜伏期間1〜4日5〜15日
主症状頻回下痢、粘血便、テネスムス発熱、徐脈、バラ疹
病変部位大腸小腸(パイエル板)
発疹なしバラ疹(胸腹部)
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