第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 16 皮膚化膿症の主な原因となる菌はどれか。
  1. 1緑膿菌不正解
  2. 2ブドウ球菌正解!
  3. 3ガス壊疽菌不正解
  4. 4大腸菌不正解
Explanation
解説
1. [誤り]緑膿菌は日和見感染や創傷感染(特に湿潤環境や熱傷)の原因となるが、皮膚化膿症の主因ではない。免疫低下患者や入院患者に多く、緑色の膿が特徴的である。多剤耐性を示しやすい。
2. [正解]皮膚化膿症の主な原因菌はブドウ球菌(特に黄色ブドウ球菌)である。黄色ブドウ球菌は毛嚢炎・癤・癰・膿痂疹・蜂窩織炎などの皮膚化膿性疾患の最も一般的な起因菌である。コアグラーゼを産生して血漿を凝固させ、組織破壊と膿瘍形成を起こす。皮膚常在菌としても存在し、外傷や免疫低下時に感染を起こす。
3. [誤り]ガス壊疽菌(クロストリジウム属)は偏性嫌気性菌で、深部軟部組織の壊死性感染(ガス壊疽)を起こすが、皮膚化膿症の主因ではない。外傷や手術創から侵入し、ガス産生と筋肉壊死が特徴的である。
4. [誤り]大腸菌は腸内常在菌で尿路感染症や腸管感染症の主要な原因菌であるが、皮膚化膿症の主因ではない。ただし、会陰部や肛門周囲の感染では起因菌となることがある。
Key Points
ポイント
  • 皮膚化膿症の主な原因菌は黄色ブドウ球菌で、毛嚢炎・癤・癰・膿痂疹の起因菌
  • ブドウ球菌はコアグラーゼを産生し、組織破壊と膿瘍形成を引き起こす
  • 緑膿菌は日和見感染、ガス壊疽菌は深部軟部組織感染、大腸菌は尿路感染が主
  • 皮膚化膿症では抗ブドウ球菌抗菌薬が第一選択となる
  • 重要用語: 黄色ブドウ球菌、コアグラーゼ、皮膚化膿症 を正確に理解しておくこと。
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