1. [正解]ASO(抗ストレプトリジンO抗体)はA群β溶血性連鎖球菌感染を特異的に示す血清学的検査である。溶連菌が産生するストレプトリジンOという溶血毒素に対する抗体を測定するもので、溶連菌感染の1〜3週間後に上昇する。リウマチ熱や溶連菌感染後急性糸球体腎炎の診断に重要であり、感染の既往を確認できる。正常値は200単位以下で、400単位以上で陽性と判定される。
2. [誤り]CRP(C反応性蛋白)は感染・炎症・組織破壊など様々な原因で上昇する非特異的な炎症マーカーであり、溶連菌感染に特異的ではない。細菌感染・ウイルス感染・自己免疫疾患・悪性腫瘍など幅広い病態で陽性となる。
3. [誤り]寒冷凝集素価はマイコプラズマ肺炎で上昇する検査であり、溶連菌感染とは無関係である。マイコプラズマ肺炎では4℃で赤血球を凝集させる自己抗体(寒冷凝集素)が産生され、診断に用いられる。
4. [誤り]血沈(赤血球沈降速度)は炎症や貧血など様々な原因で亢進する非特異的な検査であり、溶連菌感染に特異的ではない。感染症・膠原病・悪性腫瘍・貧血などで亢進する。