第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 13 溶血性連鎖球菌感染を特異的に示す検査はどれか。
  1. 1ASO正解!
  2. 2CRP不正解
  3. 3寒冷凝集素価不正解
  4. 4血沈不正解
Explanation
解説
1. [正解]ASO(抗ストレプトリジンO抗体)はA群β溶血性連鎖球菌感染を特異的に示す血清学的検査である。溶連菌が産生するストレプトリジンOという溶血毒素に対する抗体を測定するもので、溶連菌感染の1〜3週間後に上昇する。リウマチ熱や溶連菌感染後急性糸球体腎炎の診断に重要であり、感染の既往を確認できる。正常値は200単位以下で、400単位以上で陽性と判定される。
2. [誤り]CRP(C反応性蛋白)は感染・炎症・組織破壊など様々な原因で上昇する非特異的な炎症マーカーであり、溶連菌感染に特異的ではない。細菌感染・ウイルス感染・自己免疫疾患・悪性腫瘍など幅広い病態で陽性となる。
3. [誤り]寒冷凝集素価はマイコプラズマ肺炎で上昇する検査であり、溶連菌感染とは無関係である。マイコプラズマ肺炎では4℃で赤血球を凝集させる自己抗体(寒冷凝集素)が産生され、診断に用いられる。
4. [誤り]血沈(赤血球沈降速度)は炎症や貧血など様々な原因で亢進する非特異的な検査であり、溶連菌感染に特異的ではない。感染症・膠原病・悪性腫瘍・貧血などで亢進する。
Key Points
ポイント
  • ASOはA群β溶血性連鎖球菌感染に特異的な血清学的マーカーである
  • 溶連菌感染後1〜3週間で上昇し、リウマチ熱や急性糸球体腎炎の診断に有用
  • CRP・血沈は非特異的な炎症マーカーで、様々な病態で上昇する
  • 寒冷凝集素価はマイコプラズマ肺炎に特異的で、溶連菌とは無関係
  • 重要用語: ASO、ストレプトリジンO、溶連菌、特異的マーカー を正確に理解しておくこと。
検査特異性対象疾患特徴
ASO特異的A群β溶血性連鎖球菌感染感染後1〜3週で上昇
CRP非特異的感染、炎症、組織破壊全般急性相反応蛋白
血沈非特異的炎症、貧血、悪性腫瘍など赤血球沈降速度
寒冷凝集素価特異的マイコプラズマ肺炎4℃で赤血球凝集
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