第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 12 細菌性食中毒の原因菌として誤っているのはどれか。
  1. 1サルモネラ菌不正解
  2. 2腸炎ビブリオ不正解
  3. 3病原大腸菌不正解
  4. 4溶血性連鎖球菌正解!
Explanation
解説
1. [誤り]サルモネラ菌は鶏卵・食肉(特に鶏肉)から感染する感染型食中毒の代表的原因菌である。潜伏期間は6〜48時間で、下痢・発熱・腹痛を呈する。腸管外感染(敗血症など)を起こすこともある。
2. [誤り]腸炎ビブリオは生の海産物(刺身、寿司など)を介して感染する細菌性食中毒の原因菌である。好塩菌で夏季に多発し、潜伏期間は10〜20時間で激しい腹痛と水様下痢を呈する。
3. [誤り]病原大腸菌(腸管出血性大腸菌O157、腸管毒素原性大腸菌など)は食中毒の原因菌である。O157などのベロ毒素産生性大腸菌は出血性大腸炎を起こし、小児や高齢者では溶血性尿毒症症候群(HUS)を合併して重症化することがある。
4. [正解]溶血性連鎖球菌(溶連菌、A群β溶血性連鎖球菌)は咽頭炎・扁桃炎・猩紅熱・リウマチ熱・急性糸球体腎炎などの原因菌であり、食中毒の原因菌としては一般的ではない。溶連菌は上気道感染症や皮膚感染症の原因となるが、食品を介した感染は通常起こらない。
Key Points
ポイント
  • 溶血性連鎖球菌は上気道感染症の原因菌で、食中毒の原因菌ではない
  • サルモネラ菌は鶏卵・食肉を介した感染型食中毒の代表的原因菌
  • 腸炎ビブリオは生の海産物による食中毒の原因菌で、夏季に多い
  • 病原大腸菌(O157など)は出血性大腸炎を起こす食中毒の原因菌
  • 重要用語: 溶血性連鎖球菌、サルモネラ、腸炎ビブリオ、病原大腸菌 を正確に理解しておくこと。
原因菌主な原因食品潜伏期間主な症状特徴
サルモネラ鶏卵、食肉6〜48時間下痢、発熱、腹痛腸管外感染あり
腸炎ビブリオ生魚介類10〜20時間激しい腹痛、水様下痢好塩菌、夏季多発
病原大腸菌O157ハンバーガー、生野菜3〜5日血便、腹痛HUS合併あり
黄色ブドウ球菌弁当、おにぎり2〜4時間嘔吐、下痢毒素型
溶血性連鎖球菌(食中毒の原因菌ではない)-咽頭炎、扁桃炎飛沫感染
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