1. [誤り]サルモネラ菌は鶏卵・食肉(特に鶏肉)から感染する感染型食中毒の代表的原因菌である。潜伏期間は6〜48時間で、下痢・発熱・腹痛を呈する。腸管外感染(敗血症など)を起こすこともある。
2. [誤り]腸炎ビブリオは生の海産物(刺身、寿司など)を介して感染する細菌性食中毒の原因菌である。好塩菌で夏季に多発し、潜伏期間は10〜20時間で激しい腹痛と水様下痢を呈する。
3. [誤り]病原大腸菌(腸管出血性大腸菌O157、腸管毒素原性大腸菌など)は食中毒の原因菌である。O157などのベロ毒素産生性大腸菌は出血性大腸炎を起こし、小児や高齢者では溶血性尿毒症症候群(HUS)を合併して重症化することがある。
4. [正解]溶血性連鎖球菌(溶連菌、A群β溶血性連鎖球菌)は咽頭炎・扁桃炎・猩紅熱・リウマチ熱・急性糸球体腎炎などの原因菌であり、食中毒の原因菌としては一般的ではない。溶連菌は上気道感染症や皮膚感染症の原因となるが、食品を介した感染は通常起こらない。