第01章 感染症 / B. 細菌感染症
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Question
問題 10 細菌による炎症でないのはどれか。
  1. 1湿疹正解!
  2. 2蜂巣炎不正解
  3. 3ひょうそ不正解
  4. 4よう不正解
Explanation
解説
1. [正解]湿疹はアレルギー性の皮膚炎であり、細菌感染による炎症ではない。内因性・外因性の様々な要因(アレルゲン、接触抗原、アトピー素因など)による非感染性の炎症性皮膚疾患である。紅斑、丘疹、水疱、鱗屑などの多彩な皮疹を呈し、掻痒感が強い。細菌感染は合併症として二次的に起こることがある。
2. [誤り]蜂巣炎(蜂窩織炎)はブドウ球菌や連鎖球菌による皮下組織のびまん性感染症であり、細菌性炎症の代表例である。真皮から皮下脂肪組織にかけての急性化膿性炎症で、発赤・腫脹・熱感・疼痛を伴う。境界不明瞭な紅斑が特徴で、全身症状(発熱、悪寒など)を伴うこともある。
3. [誤り]ひょうそ(瘭疽)は指先の爪周囲に生じる細菌感染症で、主にブドウ球菌が原因菌である。爪周囲の発赤・腫脹・疼痛が強く、膿瘍形成を伴う。指先の外傷や刺し傷から細菌が侵入して発症する。
4. [誤り]よう(癰)は複数の毛包が融合したブドウ球菌による深部皮膚感染症であり、せつ(癤)が集簇したものである。せつは1個の毛包とその周囲組織の化膿性炎症であるが、癰は複数のせつが融合して深部に及んだ重症型である。発赤・腫脹・疼痛が強く、全身症状を伴う。
Key Points
ポイント
  • 湿疹は非感染性の炎症性皮膚疾患で、アレルギーや刺激が原因である
  • 蜂巣炎(蜂窩織炎)、ひょうそ、癰はいずれもブドウ球菌や連鎖球菌による細菌感染症である
  • 蜂巣炎は皮下組織のびまん性感染、ひょうそは指先の感染、癰は複数毛包の深部感染
  • 細菌感染は抗菌薬治療が必要だが、湿疹は抗アレルギー薬やステロイド外用薬で治療
  • 重要用語: 湿疹、蜂窩織炎、瘭疽、癰 を正確に理解しておくこと。
疾患原因病変部位特徴
湿疹アレルギー、刺激表皮非感染性、掻痒感強い
せつ(癤)ブドウ球菌1個の毛包限局性膿瘍
よう(癰)ブドウ球菌複数毛包せつの集簇、深部感染
蜂巣炎(蜂窩織炎)ブドウ球菌、連鎖球菌皮下組織びまん性、境界不明瞭
ひょうそ(瘭疽)ブドウ球菌指先爪周囲強い疼痛、膿瘍形成
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