第01章 感染症 / A. 総論
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Question
問題 7 介護保険施設で、MRSAの保菌者が確認されたときの対応として最も適切なのはどれか。
  1. 1入所者全員の保菌の有無を調べる。不正解
  2. 2接触感染予防策としてアルコール手指消毒剤を使用する。正解!
  3. 3保菌者のレクリエーションへの参加を制限する。不正解
  4. 4保菌者は入浴を控えさせる。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]入所者全員の保菌の有無を調べることは通常不要である。保菌者が確認された場合は適切な感染対策(手指衛生、標準予防策、接触予防策)を実施すれば十分である。MRSAは健常者にとって病原性が低く、保菌そのものは問題とならない。全員検査は費用対効果の面からも推奨されない。
2. [正解]MRSAの保菌者が確認された場合、接触感染予防策としてアルコール手指消毒剤の使用が最も適切な対応である。MRSAは接触感染が主な伝播経路であり、手指衛生が感染拡大防止に最も重要である。標準予防策に加えて接触感染予防策を実施し、処置前後の手指消毒を徹底する。アルコール手指消毒剤はMRSAに有効である。
3. [誤り]MRSA保菌者のレクリエーションへの参加を制限する必要はない。適切な手指衛生を行えば社会活動の制限は不要であり、QOL(生活の質)の観点からも制限すべきでない。保菌者の隔離や活動制限は過剰対応である。
4. [誤り]MRSA保菌者の入浴を控えさせる必要はない。入浴順を最後にするなどの配慮は行うこともあるが、入浴自体を禁止する理由はない。入浴後の浴槽清掃と手指衛生を徹底すれば十分である。
Key Points
ポイント
  • MRSAは接触感染が主な伝播経路で、手指衛生(アルコール手指消毒)が最重要な対策である
  • 保菌者全員の検査や社会活動の制限は不要で、適切な感染対策(標準予防策+接触予防策)を実施する
  • MRSAは健常者には病原性が低く、保菌そのものは問題にならない
  • 過剰な隔離や活動制限はQOLを損なうため避けるべき
  • 重要用語: MRSA、接触感染予防策、手指衛生 を正確に理解しておくこと。
対策内容MRSA保菌者への適用
標準予防策手指衛生、個人防護具使用全入所者に実施
接触予防策手袋・ガウン着用、専用器具使用保菌者に追加実施
飛沫予防策サージカルマスク不要(飛沫感染しない)
空気予防策N95マスク、陰圧個室不要(空気感染しない)
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